GR DIGITALで動画を撮る

 GR DIGITALを買って半年ほど経ちますが、この間私はこれを純粋にカメラとしての用途だけに限って使ってきて、つまり動画撮影モードなんてのはついていても必要ないと思っていたといっていいかと思います。こう考えているGRユーザーは多いようで、以前なんだったかで読んだ、GR DIGITALがバージョンアップするならこうなって欲しいというようなアンケートに動画モードの廃止なんて意見があって、バージョンアップじゃないじゃん! って突っ込みながら笑ってしまったことがあります。けど、この意見に限りなく近いことを思っている人は多いんじゃないかと思います。堅牢で信頼性の高い、とにかくよい絵が撮れるカメラ。これがおおむねGRユーザーの要求する最低限にして絶対の条件であると思います。

 けど、まあ別にコストや性能にしわ寄せがないのだったらボイスメモや動画モードなんてのもあってもいいのかもなあと思う瞬間がありまして、それはついほんの先日のこと、ハードディスクのケースを開いて、しかも回してみるということをやった。その様子を写真で撮るだけ撮ったのですが、けど写真じゃ回ってるという感じがうまくつかめないもので、じゃあ動画だ、こうしてはじめてGR DIGITALで動画を撮ることになったのです。

 なにが笑うかって、なにしろそれまで動画モードを使ったことがなかったから、撮影しかたがわからんのです。シャッター押したらスタート、もう一度押したらストップというのはわかりましたが、じゃあピントはどうするんだろう。半押し? うん、半押しでいけました。で、撮るだけは撮ったんですが、その出来はどうやったら確認できるんだろう。シャッター押したら撮影モードに移行します。じゃあズームボタン? いや違いました。押してもなんの反応もありません。結局ADJ.だったんですけど、普段写真の出来を確認するときに、いろいろ情報出るのを消しているものですから、ADJ.で再生というのに気付くのにえらく時間がかかってしまいました。

 こうして撮影された動画ですが、その形式はAVIで、けどAVIって実際の形式(コーディック)はまちまちだから、一体どういう形式なんかよくわからないんですよね。果たしてMacintoshで見られるのかと思ったら、これは大丈夫。じゃあYouTubeに公開してみようとしたら、これがうまくいかなくて、結局MPEG4に変換してようやく公開できました。いかにも動画について無知であるということがわかるエピソードですが、だって動画なんて普段扱ってないんだから仕方がない。でも、こうやって一度でもやってみれば、次はなんとかなるかなみたいに思えます。後は動画で残しておきたいと思うようなものに出会えるかどうか、ですね。


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公開日:2007.01.28
最終更新日:2007.01.28
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