シリーズiBook G4 ららら、第百回までもう少しというところまでたどり着いてしまいました。今回の記事が第98回。このシリーズは実は第0回が存在するので、実質上の第100回目前号ということになりますでしょうか。
そんなわけで、ちょっとiBook G4の現状を振り返ってみたいと思います。
最近、iBook G4に関する記事が書かれないのはなぜかといいますと、iBookを使っているうえで、あんまりに思うところが少ないからというのが理由です。もう完全に日常のものになってしまったと感じます。iBookがわが家にやってきたのは、2003年の11月。もう二年半ほどが経過して、その間にOSはひとつバージョンアップして、周辺機器もずいぶん増えました。HDD、iPod、デジタルカメラ、そしてキーボードとトラックボール。私はこれまでコンピュータを使ってきて、これほど周辺機器を増やしたことがなくて、だから本当にこのiBook G4は私のコンピューティングを変えましたね。
とはいっても、私の基本的な性質である、なにも足さないなにも引かない思想というのは徹底していて、未だにiBook G4のデスクトップピクチャは購入時のまま、一度も変更されたことがなく、他、さまざまな設定にしても基本的にはデフォルトのままです。周辺機器を購入する際も、どれだけ追加ソフトウェア、ドライバの類を必要としないかが選定の目安になるような私です。コンピュータはできるだけあれこれさわらずに使う、可能な限りマイルドに使う。これが私のモットーです。
そのせいか、未だにiBook G4にまつわるトラブルらしいトラブルはなし。アップデートも毎回無事ですし、まれにスリープから復帰しなくなるトラブルはありますが、それも最後に起こったのはいつだったか、思い出せないくらいにまれな話です。
そんな中、ひとつ困ったところがあります。バッテリーなんですが、こいつはそれこそ消耗品ですから、使っているうちにどんどん充電できる量が減っていって、ずいぶん前、それこそ半年くらい前かな、に、使用時間が三十分を割ってしまって、そうなれば毎月の完全放電の儀式も意味がないわけで、儀式もしなくなっていたら、ついに完全に駄目になってしまいました。
こうなると、iBookはバッテリーがPRAMの保持もおこなっているから、電源を抜くと時計が狂うんですよね。まあ、私は基本的に繋ぎっぱなし、置きっぱなしのユーザーで、スリープ運用をしているくらいでありますから、バッテリーが駄目になったとしてもさほどの不便はないんです。
というわけで、ここで私がノートを使っている理由というのが失われてしまいました。持ち運ばない。キーボードは外付けを使っている……。もしこのシリーズがリニューアルされた暁には、MacBook ららら、ならぬ、iMac らららあたりになっているのではないかと思います。Mac mini らららはさすがにないと思いますけどね。
< 10.4.7にアップデート Safari、RSS消滅の危機 >