シリーズ La vie avec iMac (Mid 2007)

キーボード&マウス

 今日はキーボードとマウスについて書いてみようと思います。といっても、実際にはキーボードのことばかりになるでしょう。だって、私はiMacに付属したMighty Mouseを使っていないからです。なぜか? それはトラックボーラーだから。トラックボールは長距離のポインタ移動が楽だといっていましたが、メリットはそれだけではなくて、スペースの問題、私は座卓にiMacを置いているのですが、このスタイルだとキーボードはひざ置きが圧倒的に使いやすいわけで、となるとマウスにおいては転がす場所がないということにもなりますわね。ところがトラックボールだと、そうした場所に関する問題はすべて解決されたようなもので、右手を軽くひざから落とした位置にそいつがいればいいということになろうというわけですよ。そいつは、一度ここと場所を決めたら動くことはないわけで、使うときに手でも目でも探さなくてすみます。この探さなくてもいいという利点は結構なもので、今となってはなんでマウスなんて使っていたんだろうという、そんな風に思うまでにいたっているんですね。

 って、ほら、マウスについてが終わってしまった。そんなわけで、本題、キーボードについてに入りたいと思います。

Appleのワイヤレスキーボード

Apple keyboard 私の選んだのはAppleの新しいキーボード、アルミ製の極薄のあれなのですが、それのワイヤレスタイプを使っています。しかし、このキーボードに関しては不安がありました。というのは、私は以前にもいっていましたように、キーボードは選びたいタイプの人間です。ノートPCの浅いキーには少々不満で、だからDas Keyboardを買ったのですが、そうしたらやっぱりこうしたものは快適で、中途半端なデスクトップのキーボードを受け付けなくなってしまいました。今職場にあるデスクトップマシンでは、NECのキーボードは結構いいんだけど、他のメーカー(メーカー名をいわないのはせめてもの情けと思ってください。ちなみにそのメーカーというのは一社ではありません)はへこへこですかすかで、ああこりゃ駄目だと、そういって頑としてそのキーボードは使わずにいるくらいです。JISで使う必要があるなら、NECのをもってきて使います。そんなことしてる変わり者だから、新しいAppleのキーボード、これのタッチが悪かったら最悪だあと、戦々恐々の思いでいたのです。

 けど、心配したほどではなくてよかったです。素晴らしいかと聞かれれば、Nonと答えるところです。やっぱりストロークが浅すぎて、ちょっと打ちにくく感じるんですね。それに、キーのトップが平坦でなだらかなのが悪いのか、指でキーを捉えにくいように感じます。これ、言葉にはしにくいんですけど、ホームポジションを確かめられるようにFとJのキーに出っ張りが作ってありますが、どうも私はそれを頼りにしつつも、他のキーの凸凹も頼りにしているっぽいんですね。特にこれは最前列のメタキーあたりに顕著であるようで、私自身そうしたことをしているだなんて思っていなかったから、本当に意外でした。

 ストロークが浅くてちょっと打ちにくい、けどキーひとつひとつの打った感じはそれほど悪くありません。これは筐体がアルミであるところにも起因しているのかも、って、底は樹脂っぽいがなあ。いずれにせよ、キーを受ける底がかっちりとしているから、キーがぼこぼこしない。押したら、押してるって感じがきっちり指に伝わるから、安定している。だから、浅いストロークが好きという人には悪くないキーボードであるかも知れません。

 キーボードのファンクションキーには、スクリーンの輝度変更やExposé、ダッシュボード、そしてiTunesの操作が割り当てられているのですが、これは私は早々に通常動作に切り替えて、つまり環境設定キーボードとマウスパネル、F1、F2などのすべてのキーを標準のファンクションキーとして使用にチェックを入れたってことですが、だってさ、画面の輝度なんてそんなに変更することないし、DJじゃないからiTunesも基本流しっぱなしだしさ、それに音楽流してるときはオーディオインターフェイスを使っているからOSからは音量制御できません。それよりも多様なExposé動作ができるほうがずっと重要です。はっきりいって、この非標準ファンクションキー、マルチメディアキーボードを意識してるのかも知れませんが、OSが標準で備えている便利さを損なっているとしか思えません。それこそこうした機能は、最初からfnキーを押して操作するくらいで充分なんですから、デフォルトを置き換えるべきなんじゃないかなと思います。

 あ、そうそう。ワイヤレスにしたのはサイズの問題からでした。いわゆるテンキーレス、省スペースキーボードです。ひざ置きするわけですから、テンキーがあるとバランスが右によってしまい安定が悪い。それがこのワイヤレスならバランスがとれるはずだと踏んでこれを選んだ、だからもしワイヤードの省スペースキーボードがあればそちらを選んだ可能性もあるんです。というのは、無線式ってやたら電力を食うというイメージがありましてね、メーカーが省電力と謳っていても、正直信用できない。だから、私は有線しか信用しないのですよ。

 けど、こうしてBluetoothのキーボードを使ってみて、その結果はどうだったのか。それは……、次回にまわそうと思います。思ったよりも長くなりすぎました。


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公開日:2007.11.23
最終更新日:2007.11.23
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