もう説明書は読まない
Je ne lirai plus la notice explicative

まっさらな状態でプレイ

 いつのころからでしょう。極度にネタばれを怖れるようになった私は、気付けば説明書さえ読まなくなってしまって、それは説明書はネタばれの宝庫であると気付いたから、であるのですね。ゲームの説明書は、画面写真などもちりばめながら、アイコン等の意味するところ、操作方法などを解説する。きちんと理解して遊びたいと思うなら、読んでおくに越したことのないものであるのですが、まれにそうした写真にこれから語られるだろうことを読み取れることがあって、ああ、微妙にネタばれだ、そう思うことがあるたびに説明書を読むのを避けたくなってきて、ええ、『ラブプラス』は説明書を読まずに開始しました。

 まったくなにもわからない状態から、少しずつ気付き、理解して、深まるゲームの世界。そうした楽しみ方も確かにあるのだと思います。しかし、それは極めて効率の悪い遊び方であることもきちんと理解しておく必要があります。それは私の場合、最初のスケジュールを決める時のこと、理系、文系、運動とあるうちの、理系を選んだのですが、これが後々いくらでも出てくるアイコンであるとわからなかったため、自分の呼び方、部屋の内装などと同じく、自分のタイプを決定する選択肢と誤解してしまったのでした。

リセットを試みる

 そこで、私は理系を選んでしまっていた。ところが、私は資質こそは理系であるらしいのだけど、今やすっかり文系となってしまっていて、しまった、ここは文系を選ぶべきであったと後悔してしまって、その最初の一日を過ごした後で、すっかり悩んでしまったのでした。

 悩んだ末の決断は、セーブせずに電源を切り、文系でやりなおすというものでした。今から考えれば、まったく意味のない決断ですが、その時はわからなかったのだからしかたがない。かくして私は電源を切り、そして、そういうことっていけないよ、愛花に怒られることとなったのでした。

 セーブしなかったらペナルティがあるだろうな、それは覚悟していました。だから、これはこれで受け入れた。しかし、こうした説明書を読まなかったことによる不利益は今後も出ることとなって、やはり説明書は読んだ方がいいな。今ではそう思っています。いや、でもきっと説明書は読まない。こと、こうしたゲームに関しては、読まないのではないか。そうした予感がして、だから、ある程度して状況がよくわかるようになったら、その時に読みたいと思っています。


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「ラブプラス」My Loveplus Songbook

公開日:2009.09.17
最終更新日:2009.09.17
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