涼しげな顔がおちつきを見せるよ

その横顔にひかれた

あやうい時期にふらふらと揺れ動いていた。そんな娘が、だんだんと落ち着きを得ていくっていうそのプロセスにくらくらしましたね。

 凛子がだんだんに落ち着いていく。そうしたところに私はひかれたというのですが、しかしそれはいったいどうしたところからわかるというのでしょう。それは、制服のスカーフ。『ラブプラス』の舞台となっている十羽野高校の制服はセーラー服です。紺色の襟からのぞくスカーフ。しかし、凛子だけはスカーフをつけていないのですね。

 服装の乱れは心の乱れ。なんとあほらしい標語かとは思うのですが、凛子を見ていると、当初は少し荒れて反発などを見せていた、そうした心境がスカーフやデジタルミュージックプレイヤーなど、服装のあちこちに現れていたなと思うのです。これは友達モードでのこと。言動のはしばしに反抗心を見せる凛子にプレイヤーが関わることで、彼女の抱えていた問題が徐々に解消されていくのですが、それにつれて少しずつ落ち着きを見せるようになる凛子。その象徴的な表現がスカーフであったのでした。

 朝、主人公とともに通学しようとする。その頃になると、凛子はスカーフをつけるようになっていて、こうしたちょっとした変化に、ああ落ち着いてきているなと思えて、なんだか安心できる。その変化をもたらしたのはプレイヤーです。自分が関わることで人が変わる。それも、よい方向に変化した。こうした、人に関わる、誰かの人生に関わるということを仮想的に実感して、ああ、自分の存在が誰かに影響を与えるというのはこんなにも嬉しく思えるものなのか。そう思った。その嬉しさは、凛子への愛着としてフィードバックされて、だからこの時点で、私には凛子しかありえないと思うようになっていたのでした。

これって個別事例?

 ところで、公式サイトのゲーム紹介ページを見ると、スカーフをしていない凛子の通学イベント画像があったりするのですが、これってもしかしたら、関わり方によってスカーフしたりしなかったりするっていうことなんでしょうか?

 だとしたら、よくできてるなあ。

 私の対応により、私の好み性格にあった変化をしたというのだったら、スカーフ着用は極めて有効な変化であったというほかありません。

引用


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「ラブプラス」My Loveplus Songbook

公開日:2009.09.24
最終更新日:2009.09.24
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