こととねゲームゲームゲーム分室
2008年9月7日更新
もしかしたら僕の一年は、夏に、いや「Lの季節」に始まるのではないかと思う。
生活のすべてを「Lの季節」に染めた昨年の夏、文字通り「L」に始まり「L」に終わったあの夏は、考えれば僕とゲームとの蜜月の終わりだった。それからもゲームに余暇の大半を費やすものの、決してあの頃ほどに心躍ることはなく、PS2発売、購入した今も、あの頃ほどゲームに心砕くことは出来ずにいる。
歳を経るごとに時の経過がいやまして速く感じられる、気がつけば一年が経っていた。そんなただ無闇に過ぎていくだけの時間の中で再び「Lの季節」を見出したのは、偶然やなんかではなくおそらく呼び合うなにかがあったためと思いたい。
再び巡ってきた「Lの季節」、巡る季節の中で僕はなにを見付けるのだろうか。願わくばこの空白の一年が、……この日の再会を待ち、独り空を見つめ続けていた一年であったのだと、僕は心から思う。
トンキンハウス ウェブページへ