四月二十一日の東京見物

東京見て歩き

神楽坂治療院

 今回の東京旅行の目的地がここ、神楽坂治療院です。いわゆる足つぼのマッサージなのですが、こちらでは足を見て性格判断をしてくれたりして、一度いってみたいと思っていたのでした。

 来院して一番最初の話題は、なんとカメラだったりして、どうやら先生はカメラのことにかなり詳しそう。ミノルタのSR-T101という三十年くらい前の古カメラで随分と盛り上がってしまいました。

 さて肝心の足つぼマッサージは、とにかく僕がはじめてということでやんわりとやっていただいたらしく、それほど痛くなく(でも痛い)、知識の広範囲に及ぶ先生との雑談交じりでじつに楽しく過ぎました。

 で、性格判断はというと、「熱しやすく冷めやすい足だね」。そうですね、じつによく当たっています。いわれたことを以下にリストで書き出してみると、

 こんな感じでしょうか。じつによく当たっていますね。困ってしまいました。

 なぜこういったことがわかるのかとうかがうと、足のかたちでわかるのだそうです。骨相学かあるいはそれに似たものなのか。とにかくそういう話をしていただきました。

 先生も気さくで話も面白く、なにより足がかなり軽くなって疲れが取れるので、足つぼマッサージに興味をお持ちの際には、ぜひ一度いかれることをお勧めします。

神楽坂治療院(足つぼ博士)

東京都第一本庁舎

 いわずとしれた都庁。南北に対になって立ったビル上部が特徴的なあの建物です。南北両方に展望室があって、地上二百二メートルの高さからの眺望が楽しめます、といいたいところですが今日は雨、東京タワーも辛うじて見える程度。晴れて見通しのいいときは、富士山も見えるそうです。

 北展望室には文化放送「スタジオSOLA」があり、いったときにはちょうど日高のり子の番組収録の最中。ブースのまわりにはその手の人たちが集まっていらっしゃいました。もちろん写真は不可。興味なしと、南展望室に移ったのはいうまでもありません。

 庁舎内にはレストランや書店などもあるので、ちょっとした食事と展望を楽しみたい向きには、最適なスポットかと思います。場所も、新宿という繁華なところなので、まわりにも見どころはたくさんあって、飽きないでしょう。

東京都第一本庁舎


東京食べ歩き

銀座木村屋

 餡パンで有名な木村屋。一階部分はパン屋で、三階四階にレストランがあります。今回はちょっと豪勢に四階レストランへ(本当は、多分三階へ行く予定だったのでしょうが、間違えたようです)。

 四階レストランは、あからさまに高級そうなフレンチレストラン。ランチメニューは二千円を超しています。ですがせっかくここまで来たのだからと、プチブルを装って入店。めったに食べない、ハイソな昼食を楽しみました。

 いかなるときも、知識は身を助けます。まわりには、ちょっとおすまし家族やちょっと奮発おば様、若くてちょっとどぎまぎしてたカップルがいて、人間模様も面白く、そこに紛れ込んだ貧相な独り者というのもおかしな風情。

 ランチはコースになっておりまして、メインを肉と魚から選べます。今回は魚を選び、ワインは白。パンは、パンの木村屋だけあって食べ放題。ライ麦のパンはおいしかった。それで、半端じゃなく食べてしまうのは、プチブルらしからぬ所業でした。

 最初に出てくるスープは、コンソメなのかな、あっさりして野菜のたくさんはいったもの。ベースがしっかりしているので、いくらでも進むという感じでした。メインの魚料理は、フランス料理らしくソースたっぷりですが、しつこかったり重かったりせず、白身の魚の淡泊さをじつによく補って、おいしかった。

 その後はサラダ、デザートと進み、最後はコーヒーと紅茶から選べます。こういうところなので、いい紅茶だろうと後ろ髪を引かれながらも、フランス人はコーヒーが好きなのでコーヒーをいただきました。

 はっきりいって、普段なら絶対に食べない食事。ですが、いってよかったなあ。そんな感じ。けど、本当は多分三階で千二百円の日替わりランチを食べる予定だったはずなんだけどさ。

銀座木村屋 四階レストラン

カフェクレープリー ル ブルターニュ

 じつにラッキーなことに、神楽坂を歩いているとブルターニュ地方を代表する料理、ガレットを出しているお店を見つけてしまいました。迷わず来店。といっても、ほんの数時間前に、木村屋でかなりいただいた後なので、それほどは食べられません。

 じつにフランス風な作りで、ギャルソンにもフランス人。ですが、日本人のギャルソン(といっても女性だけど)がオーダーに来てくれるので、フランス語がわからなくても安心。僕は残念、でした。

 メニューはガレット(蕎麦粉のクレープ)、クレープが主。飲み物は、りんごの発泡酒であるシードルと、りんごのブランデー、カルヴァドスを、せっかくのブルターニュ風なんですから選びましょう。

 いただいたのは、グリュイエールとグリーンサラダのガレット。チーズがじつによく利いていて、ああこれがガレットかと。思っていた以上においしくて、また思っていたよりもお腹にたまって苦しかった。

 シードルも、湯呑み茶わん見たいのに出て、素朴さがじつにいい感じ。日本で売っているものよりも、少々強いようで、辛みもあっておいしいです。

 人に勧めるよりも、自分がもう一度いきたい感じ。次からの東京行きでは、神楽坂は外せません。

カフェクレープリー ル ブルターニュ


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公開日:2001.04.22
最終更新日:2001.09.02
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