amPlug Cabinetを使ってみた

 ヘッドホンではなく音を出しながら練習したいとの思いから、amPlug Cabinetを購入したわけだが、昨日今日と少し鳴らしてみたその感想。

 amPlug Cabinetには3インチのスピーカーが搭載されている。その小ささは、魅力であろうが、反面低音には期待できないだろう。そういった予想を立てて使ってみたところ、確かに低音は弱いと感じる。低いところから響くといった感じが弱く、特に低音弦ともなるとなおさらで、しっかり鳴っているという印象はさすがになかった。しかし、まあこんなもんだろうと思っていたからショックではない。むしろ、思っていたよりはましといったところだ。

 低音は弱いが、ニュアンスの表現などは結構ちゃんとしていて、弾いていて面白い。これはスピーカーが小さいからなんだろうか。高音弦を弾くときなどには顕著。弾き方が違えばそのように音が変わってくれるから、押さえる手、弾く手、それぞれの状況を意識するにはよさそうだ。

 amPlug Bassの設定は、トーンを最大。ゲインをほぼ最大。8くらいか? そしてボリュームを5か6、うるさくなりすぎない程度におさえて弾いていた。音量は小さめといってもいい。だから、条件によってはフルテンも可能かも。いや、それだとスピーカーがちゃんと鳴ってくれないかも知れない。ゲインを少し下げたのは、スピーカーがびりびりいうような鳴り方をしたからだった。

 ヘッドホンで鳴らせるというamPlugの利点を必要としなければ、当然Cabinetの利点もなくなる。amPlugとCabinetを買えば、5千円ほどにもなるだろうか。だったら、Pathfinder Bass 10でも買ったほうがよさそうだ。ただ、ギターも弾く、ギターでもamPlugを使っているとなれば、Cabinetを使い回せるわけで、コストパフォーマンスは当然あがる。そう考えれば、amPlug Cabinetは、amPlugを既に持っていて、大きなアンプを使えない、またギターでもamPlugを使っているといった条件でもない限り買う必要もないものかも知れない。


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公開日:2010.02.21
最終更新日:2010.02.21
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