最終更新日：2010.03.11
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8割法っていうのは、私が適当に作った言葉なので、他に使っている人はいない。これ、練習において100パーセントは目指さないというルールだ。自分は放っておくと、規定テンポできっちりできるまで足踏みしてしまうため、8割法を提唱することにした。
エレキギターもちゃんと弾けるようになりたいなあ、そう思って買った『みるみる上達！ 究極のギター練習帳』。これ、確かにみるみる上達するのかも知れないが、結構難しい本だ。ゆっくりならなんとかなる。しかし、規定のテンポで弾けるようにしようと思えば、かなり時間がかかる。なので私は序盤から足踏みしてしまっていて、いや、別にそれでもかまわないのだ。ただ問題はある。人生において時間は有限であり、つまりこの本を完璧に仕上げるまで、どれくらいの日数が必要になるだろうかということ。
ここで考えを切り替えることにした。まず、いきなり100パーセントは目指さない。最初は7割法でいこうと思った。規定テンポの7割の速度で弾けるようになったら次に進む。それで、とにかく一通り終えてしまって、また最初に戻って今度は8割を目指す。8割の次は9割というようにだんだんハードルを上げていくというやり方だ。
実際に練習してみたところ、8割のテンポなら対応できそうと思われたので、8割法からはじめることにした。とにかく、一度さっと通してみる。ひととおり終えるころには、全体的なテクニックの底上げもされているだろう。なら、次の9割はかなり楽になるはずだ。そうやって、少しずつ、まんべんなく、上達していく予定。