『パイプライン』練習中

 ただいま、『パイプライン』を練習中。といっても、若い人にはわからないかも。『パイプライン』というのはサーフィンサウンドのベンチャーズが弾いて有名になった曲。タイトルは知らなくても聴けばわかるかも知れない。いや、若い人は無理かな。テケテケと聴いてあの独特のサウンドを思い出すなら大丈夫かも知れないけど、妖怪が思い出されるようならもう駄目だと思う。

 私がこれまで買ってきた雑誌やなんかにはなんでかベンチャーズものが収録されていることが多くて、『大人のギターマガジン ギター倶楽部』とか、どう考えても団塊の世代に向けたとしか思われないNHKの趣味悠々テキストとか、そういうの買ってるのがその原因だとはわかってるんだが、けれどこれくらいの時代の曲は割合にシンプルにできているから、練習するには持ってこいなんだ。ということで、以前は『ドント・ウォーク・ラン』を練習して、そして今度は『パイプライン』。最終的には『十番街の殺人』までいく予定だ。

 今弾いている『パイプライン』はNHK趣味悠々テキストに収録された版なんだが、これが意外にシンプルで、もうちょっといろいろあってもいいのに、なんていうとまるで弾けるように聞こえるけれど、実は全然だ。使っている楽器はLPC-80。レスポールでベンチャーズかよ! って声も聞こえてきそうだけれど、仕方がない、他にはZO-7しかないんだから。

 エレキギターを弾くにあたって、いつもは慣れからエレキでもフィンガーピッキングでやるのだけれど、ここはフラットピックにも慣れておきたいと思い、心を鬼にしてフラットピッキングだ。そしたら、これがまあ弾きにくいこと。でも、あのテケテケやるにはやっぱりフラットピックの方がいい。しかしなんといっても慣れないものだから、トレモロができない。きちんと16分で刻めないんだから駄目だよな。

 押弦は特に普段と変わるわけでないからなんとか対応できるのだけれど、ブリッジミュートしながらのピッキングだとか、慣れてないからやりにくい。だが、それでもやっていればいつかできようになるはずと信じて、余裕を見ながらテケテケテケテケやるとしよう。

 というような具合に、現在『パイプライン』練習中。けれど、エレキはやっぱりバックがないと寂しいね。


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公開日:2007.05.13
最終更新日:2007.05.13
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