今日は伴奏合わせ。普段はひとりでやっている私には、貴重な合奏の機会である。伴奏合わせにせよなんにせよ、人と合わせるというのは実に面倒なもので、この場合の面倒っていうのは音楽的なものではなく、スケジュールの調整とかそっちのこと。重くてかさばる楽器をもって移動するというのも面倒で、つくづく私は集団行動に向いていないなと痛感するものの、いったん合わせに入ってしまえば、そうしたくだらないことは考えなくなって、やっぱり楽しいからだろう。合奏は楽しいものだと思う。それが気に入った相手でありさえすれば。
合奏することで得られることは多い。楽しみもそうだが、それだけでなく、自分の今ある状況、技術の不足であるや相対的な位置づけ等々、一人でこもってやっているとどうしてもだんだん自分が見えなくなってくるので、たまに人に聞いてもらったりするのだけれど、それだけでなく、ちゃんと弾ける人と合わせて、自分自身を計るという経験は絶対に必要だと思う。そして、私にとっては、こうした伴奏合わせ(もちろん本番にむけてのもの)がそうした機会になってくれていると思う。
しかし、ピアノと合わせると、結構ラフに弾いても大丈夫だったりして、楽でいいなあ。本当に大丈夫なのかという心配はつきまとうけれども。