どうやら、先月の定点観測は忘れてしまっていたようだ。でもまあいいか。そんなことだってある。それに、先月はクリスマスの動画を公開したりもしているし、あれがなによりの定点観測であったろう。
さて、私は昨年末からもうひとつ楽器をやっていて、それはサクソフォンだ。またギターとは全然違う楽器を、と思われるかも知れないが、そもそも私はギターよりもサックスの方が得意なんだよ。中学生のころから吹いていた。ちゃんとしたレッスンも受けていた。演奏会の経験もずっと多いし、だから今でもギターより得意といって間違いない。
私がギターを始めたのは、サックスでは自分の歌の伴奏ができないから、というものだったが、そのギターを始めた当初の目標は、せめてサックスにおける自分のレベルくらいには到達したいというものだった。それは簡単ではないだろうが、けれどそれくらいまでいけるといいね、と思っていたのだな。
ギターを弾いていた頃は、まったくサックスは吹いていなかった。廃業したつもりだったんだ。しかし、昨年末に復帰して、サックスも練習することにした。もちろんギターだって練習する。まずはサックスを吹いて、それからギター、そういう順序で弾いてやると、右手のタッチがずいぶん強くなることに気付いた。理由は単純だ。サックスの音は、ギターよりもずっと大きい。そうした音を聞いた後だと、ギターの音も同じくらいの大きさで弾こうと思うようだ。そのため、タッチが強くなる。そして、これはいい傾向であると思っている。
強ければいいというものではないが、ぼそぼそと手先だけで弾いているようじゃ駄目というのは誰しも同意くださることだろう。遠くの人間にも聴こえないと意味がない。楽器をしっかり鳴らせないことには始まらない。だから、まずは強いタッチで弾けるようになろう。そのように考えるなら、今の状況は望ましいとさえいえる。
なので現状をキープしながら、さらに定点観測を続けたい。この状況からさらに変わったりしたら、それはすごくありがたいことであるな。
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