フラメンコ・レッスン第2回は初回からずいぶんと時間を置いて、ええと、2年と4ヶ月か。我ながらめちゃくちゃだな。とにかく、第2回目のレッスンがおこなわれた、その覚書。
今回、レッスンにいくに当たりフラメンコギターを買った。アストリアスのフラメンコプレリュード、定価にして15万円と決して高いギターではないのだが、果たしてこの買い物はよかったのかどうなのか。ことフラメンコギターに関しては経験が皆無といってもいい私にはどうにも判断がつかず、だからこのレッスンで先生に弾いてもらい、その感想を伺った。
先生による講評は、杉らしい明るい音が出ており、音量も充分にあるというもの。また、ネックが非常に持ちやすくできているという意見も得られて、当座私にとっては充分すぎる相棒となってくれそうだ。よかった、よかった。
今回のレッスン内容は、前回を踏まえてそのステップアップ。具体的にいうと、アレグリアスを中心に取り組むと決まった。基本のコンパスは前回にやっているので、今回はコンパスを崩さず、いろいろな手を入れてみることにチャレンジした。ひとつには親指で弾くベース、下降音形を加えてみる。ソプラノをiのアップで入れるか、あるいはi-m-aで第3から第1弦を使ったアルペジオ(裏拍にいれるので、はやいアルペジオ)にするか、とりあえずこれは2パターン。そしてもうひとつは、i(アップ)-a-i(ダウン)ないしはi(アップ)-m-i(ダウン)の16分16分8分のパターンを加えるもの。これはレッスン中にはできるようにはならなかった。
そしてアレグリアスの導入に歌われる歌も習う。これ、歌を聴くとギターが弾けない。ギターを弾くと歌が聴けない。まったく乖離して聴こえるこの歌を、自分でも弾きながら歌え、歌いながらも弾けるようにするのを目標とすることにした。
そして注意がもう一点。ラスゲアードをする際に、私は親指を手のひらに沿わすかたちで延ばしていたのだが、これは第6弦に添えたほうがよいとのこと。理由は、親指でのダウンがいつでもできるようにというもので、なるほど合理的。私のように弦から指を離していたら、ダウンをするのに一手間余計にかかってしまう。ただこれをすると薬指が突っ張ったようになってうまく動かず、だからラスゲアードは練習し直しだ。なおこのpによるダウンは、アレグリアスの3拍目のゴルペを打つときのダウンストロークに入れるといいとのこと。これも要練習だ。