ストリングス倶楽部を始めて、これといって理由もないけれど書かないよりはましだろうという薄弱な根拠で持って記録し続けている、弦の張り替え。最初の1年目などを見れば、ひと月に2度、2週間に1度というハイペースで弦を替えていて、確かにあの頃はそうだった。2週間を過ぎれば音質の衰えが激しくなるからと、神経質に張り替えていたっけ。だが、今となればどうだろう。前回弦を替えたのは、記録によれば2月17日。今日は4月6日。実に1ヶ月半が経過している。2月の前は1月頭だった。やはりひと月半ほど経っている。なんだか、ここ一年ほどを振り返ると、弦に対しては随分と鷹揚になったのだということがわかる。
楽器が鳴ってくれるからかも知れない。それほど頻繁に弦を替えようと思わせるだけの劣化を感じない。これは劣化しないということではなく、弦の鳴りの衰えが楽器の出音にダイレクトに反映しなくなったと理解するのがよいのだと思う。それは、すなわち楽器がそれだけの響きを持っているということなのだろう。ギターには出費をしたが、反面消耗品で散財することがなくなった。なかなか面白い収支じゃないか。
けれど、1ヶ月半が過ぎて、さすがにそろそろ替え時だろう。だから明日替えよう。忘れなかったらきっと替えよう。