こととねお試しBlogがもうちょっとで一周年ということで、慌ただしく過ぎた一年を振り返る企画。いや、一年は本当にあっという間で、けれど書いている間は本当に一年もつとは思わなかった。途中で絶対破綻すると思っていたから、自分でも正直なところ驚いている。
私はこのBlogをはじめたときに、正直百回続くだろうかなと、多分無理なんじゃないかと疑っていた。最初の山は一ヶ月で、記念すべき2004年10月22日はジプシーキングスの『ルーツ』であった。次の山は第百回目となる2004年12月30日、フルトヴェングラー指揮の「交響曲第9番ニ短調作品125「合唱」」。そして半年の2005年3月22日の「Sony Classical: Great Performances, 1903-1998」、そして心の節目であった2004年7月27日「姉妹の方程式」。
振り返って一番しんどかったのは、半年経った頃からの数ヶ月だろう。この頃はもう、とにかく書こう書こうという気持ちばっかりが先行していたから、とにかく内容を膨らますのに必死で、美辞麗句の大盤振る舞い。表現がエスカレートしてインフレを起こしていた。
正直褒めすぎたというようなものもちらほらあって、今では反省している。私はこのBlogにおいては、好きなものを好きというのが当初の目的であったことからして、取り上げたものをけなさないように心がけていた。しかしそれにしてもやり過ぎた。そのあたりの記事については、やはり読む人が読めばわかるようで、厳しくも鋭いコメントが寄せられたこともあった。確かに私自身読み返しても見苦しく、書き直したい、と思ったりするが、一回出したものは引っ込めないというのはこととねの基本姿勢だから、恥は恥のまま、このままおいておくのだろう。
一番苦しかった半年からの数ヶ月。正直『姉妹の方程式』にたどり着いたときは、もうやめてもいいと思った。けれどどうせなら後二ヶ月頑張って、一周年を迎えようと思って、それであと少しで一年が過ぎる。ここまでたどり着くには長かったと思えど、過ぎてみれば夢のようなおぼろな時間だから、本当、時間というのはよくわからないもんだと思う。
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