最終更新日：2010.01.28
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ネットごしに映像の生放送できるシステムが少し前から話題になっていて、それはたとえばニコニコ生放送だったり、また最近ではUstreamだったり、けれど放送を見るために時間調整しなければならない面倒から、これらを横目に見てきたんですね、ずっと。ですが、昨日、平沢進のライブPHONON2553がUstreamでライブ中継されているって知りまして、昨日は残念ながらアンコールにぎりぎり間に合った、というか出遅れですよね、そんな状況で、もう本当に残念。といったわけで今日は時間に都合をつけて、最初から最後までしっかり参加したのでした。
それで思ったのだけど、これはすごく面白い。もちろん、提供されるコンテンツの質によることはわかっています。しかしそれでも、すごい可能性があるなと思います。興味を持っている人は確かに存在するのだけど、テレビメディアにのせられるほどじゃないっていうようなもの。そういうニッチな需要には最適かも知れない。また、広く公開したいものがあるという人にもすごくよいなって思って、そしてもちろん、多くの人が興味を持っているようなものを公開するのにもいい。
今回の平沢進の試みは、プロのミュージシャンが有料のコンサートをネット中継するという、一種先鋭的なものであったわけですが、これは平沢進という人に興味を持っている人なら見てしまう。ファンがtweetするコメントを見ることで、理解を深めたり、また興味を掻き立てられたり、単純に熱気に飲まれたりもできる。これは広報としては最高です。過去のプロモーションとは違う、そんな手を、コストを抑えて実現できる時代になってるんだって、もう本当に思い知らされました。
といったわけで、ちょっといろいろ調べてみようかと思っているところ。どういう風に使うか、あるいは使わないか、今後のことはわからないけれど、しかし興味だけは持っておきたいと思える体験でありました。