あまりにも身近な機械であるのに、その中身となるとあんまり知られていないもののひとつとして、ハードディスクをあげることができるのではないかと思います。なにしろ普段はコンピュータやらレコーダーやらにしっかりとおさまっているもので、また取り出してみたとしても確認できるのは四角いケースまで。このケースを開ければなかには円盤が入っているというのは知識や概念としては知っていても、星形のドライバやらの工具がないと開けられないため目にすることは少ない。けれど運よく私はその内部を見る機会に恵まれたのです。以下は、その時撮られた写真:
中身を見て、意外だったのはまずディスクの色。磁気記録しているというから、いかにも磁性体といった色をしていると思ったところが、金ぴか銀ぴかの鏡面仕上げの円盤。へーっ、こんなにもぴかぴかなんだ(そりゃそうか)。この磨き上げ具合は、回転しているディスクと停止しているディスクが並べられた写真を見ていただくとわかるかと思います。これ、写真だからじゃなく、実際に目視しても回転しているかどうかぱっと見にはわかりません。ディスク中央のモーター部分を見てはじめてわかるといった具合で、こりゃもうなんというかすごいの一言でした。
そして意外だった点、もうひとつ。プラッタが何枚か入っているというのは知っていたのですが、このプラッタ、結構分厚いんですよ。考えてみたら当たり前なんですけど、ディスクが薄っぺらいとあっという間にクラッシュしちゃいそうじゃないですか。一分間に何千回転とするディスクは、衝撃やなんかにもよく耐えるよう分厚い金属でもって作られていると、そういうことなんでしょう。あ、そういえばガラスや樹脂製のもあるんでしたっけ? ハードウェアには詳しくないのでその辺曖昧なのですが、けど一度こういうのを見たら、他のもいろいろ見てみたくなります。
そして、今回のびっくりドッキリメカ。きれいに開けられたものだから、こいつを一度回してみようということになったというのは、上の写真からもおわかりかと思いますが、一緒に動画も撮ってあります。それが以下:
撮影した機材はGR DIGITALです。動画モード使ったのこれがはじめてです。