4月29日にMac OS 10.4 Tigerが発売されて、私も早速いれてみたわけですが、すこぶる快調に動作しています。けどWebだとかを見回ってみると、Tigerに関する不具合やトラブルなんてのが結構たくさん報告されていて、なので逆に問題なく動作しているうちのほうがおかしいんじゃないかなんて思ったりして、あるいは自分でも気付いていない問題がどこかに起こっているのではないかと思ってみたりと、なんだか不穏な感じがするのです。
しかしいくら不穏といったところで、気付いていないということは起こってないことと変わらないから、だからうちはたまたま運がよかったのかも知れないと思っておきます。
さて、発売から一月弱が経過して、Tiger初のアップデートがリリースされました。10.4.1アップデート。早いなという印象がありますが、それは逆にいえば、早急に対処すべき問題があったからかも知れません。
で、そのアップデートですが、これを入れるとまた新しい不具合が出たという報告がありまして、いや、こういうのはどんなアップデートでも聞かれる話ですから、あんまり神経質に受け取るべきではないとも思いますが、けれどやっぱり不具合に見舞われるのはいやなもんですから気にはなります。そんな理由から、10.4 Tigerリリース直前に出た10.3.9アップデートは見送りました。いろいろな環境で問題が山のように出たと聞く10.3.9でしたが、実際うちのiBookに入れたらどうだったんでしょうね。不具合が出るかどうか興味があったので、10.4を導入する前に10.3.9にアップデートしてみようかとも思ったのですが、けれどそれで不具合が出ようと出まいとあんまり意味がないなと、不毛であるなと思ったので、実験は見送りました。時間もありませんでしたしね。
実をいいますと、私はアップデート運がいいといいますか、これまでアップデートをしたことでトラブルに遭うような経験をしたことがないのです。これは多分、私のコンピュータの環境がほぼデフォルトだからなんだと思いますが、そのおかげで結構快調にコンピュータを使えています。思えばこうした態度が身に付いたのは、漢字Talk 7の時代、機能拡張を入れ過ぎてコンフリクトを起こしたという話を散々聞いたためでしょう。そういえば、大学の研究室にMacintoshが導入されたとき、一年上の学生が山のように機能拡張を放り込み、それが原因して起動しなくなったという事件がありました。OSから再インストールして、さらに、そのコンピュータは不安定と定評のあった型であったもんですから、インストール時に入っている機能拡張からさらに不要なものを捨ててと、結構大変でした。
ともあれ、私のデフォルト主義というのはこういうところに根ざしているのだと思います。デフォルトのままだと、おそらくはアップデートやらを提供するところのテスト環境とそう変わらないはずで、だから問題も出にくいはずだ。なので、私はTigerにしても、ほぼデフォルトで使っていくんだろうと思います。
さて、こんだけ話を引っ張って、アップデートの結果はどうだったのでしょうか。ええ、問題なしでした。全く問題らしい問題もなく利用できています。
けど、アップデートするときは結構どきどきもんでしたけどね。こういう、アップデートやらなんやらにやきもきせなあかん現状というのもどうなんでしょうね。なにも考えずアップデートして、なにも問題が起こらないというようになったらいいなと思います。まあ、現実的には難しいでしょうから、理想のまた理想でしょうけどね。
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