iCalendar形式というカレンダー情報の共通フォーマットがあって、AppleのiCalもこのiCalendar形式を採用しています。.Macを使っているならカレンダーの公開も可能で、こうした公開カレンダーがおこなわれた当初は、カレンダーを共有するという面白さが話題になったりもしました。そんなわけで、私も公開カレンダーを用意したりしたのですが、公開するような内容を用意できなかったり、あるいはiCalのアップデートによって、それまでカレンダーデータをアップロードするのに使ってきたソフトウェアでは対応できなくなったり、まあそんなわけで、あのコンテンツは死んでいます。
公開カレンダーこそは死んでしまいましたが、それでも私は私の用向きにはiCalをちゃんと使っていて、iTMSのフリーダウンロード曲の公開に合わせてアラームがでるようにしたり、それはそれなりに便利に使っています。そして、このカレンダーですが、iPodに転送することができるのです。
iPodにおけるカレンダーは、いったいいかなる感じなんでしょうか。
iPodのカレンダー機能は実にシンプルです。基本は月単位のカレンダー表示。予定がある日には旗がたっています。
ホイールで見たい日を選びクリックすれば、その日の予定一覧が時間順に表示されて、またホイールで選択、クリックで詳細を見ることができます。この辺の使い勝手は他の操作系に準ずるので、難しい、使いにくいということはありません。
使いにくいといえば、To Doはちょっとそうかも知れません。どうやらソート順を選べないみたいなんですね。タイトル順に並んでしまうんです。ですが、To Doなんですから、やっぱり時系列にそって並んで欲しい、あるいは優先順に並んで欲しいところで、このへんはちょっと使い勝手に疑問です。まあ、私も悪いのですが、というのも、私は完了したTo Doは隠すだけで、削除していないのです。そのせいで、To Doには結構な量が書き込まれていて、ちょっと役に立ちません。
まあ、アラームを設定しろってことなんでしょう。
iPodのカレンダー機能は、私がもう少しアクティブなたちなら違ったのかも知れませんが、そもそもあまり使いそうにはありません。実際、iPod購入後にカレンダーを開いたことというのは一度もなくて、デモンストレーションに使ったくらいです。これ、書き込めたらちょっとは違ったのかも知れませんが、でもそうなるとPDAでも買えよって話ですから、無理はいいません。だからこれはスケジューラではなく、あくまでもカレンダーとして理解すべきものであると思います。
書き込めないといえばアドレスブックもそうなのですが、これに関してはカレンダーとはちょっと違って、名刺もらうだとか、なにか適当なものにメモしておいて、家に帰ってから入力すればいい。それよりも、メールアドレスだけ教えてもらっておいて、詳細は後から送ってもらうというのもありでしょう。
けどカレンダーは違いますね。出先で決まることがある。それをメモできない。メモしたものを帰宅後入力するまでは、ひとつのカレンダー上でイベントを俯瞰できない。だから、やっぱりこれはスケジューラではないんです。ちょっとした確認のための程度でとどめておくのが健全ということなのでしょう。
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