昨日、私はLeopardにおいて常用しているアプリケーションに関しては問題なく使えてい
るといっていましたが、厳密にいうとそれは誤りです。少なくともひとつ、使えなくなったアプリケーションがありました。それは、PixelCatという画像ビューアで、私はこれをOS 9時代から愛用していました。なにがよかったかというと、画像の入ったフォルダをドラッグ&ドロップすると一覧を作成してくれるのです。フォルダの内容が一望できるから、目当ての画像を探すのに極めて便利でありました。けれど、Leopardだと、画像は開けるのだけど、フォルダを開くことができません。よりによって、このアプリの売りである一覧性が失われて、私はこのアプリに変わる別のなにかを探さなければならなくなりました。
ここで、OS X 10.5 Leopardの新機能、Quick Lookの出番であります。LeopardのFinderでは、表示されるアイコンがファイルの内容に則したサムネイルに置き換えられるようになったのですが、これは実に便利な仕様で、他にアプリケーションを必要とせずファイル内容を一覧することが可能です。デフォルトの48 * 48サイズでは少々小さいとはいえ、表示オプションにて変更すれば最大128 * 128にまで拡大できます。このサイズなら充分に実用レベルの視認性が得られるから、長年愛用してきたPixelCatが使えなくなってもなんとかなります。そして、Quick Lookが思いのほかの便利さで、そのアプリケーションの書類が対応さえしていれば(プラグインが用意されていれば、かな?)、ファイルを選択しスペースを押すことで、ファイルの内容を直に確かめられるのです。
これは実に便利で、画像にかぎらず、動画でもテキスト書類でも、HTMLでもPDFでも即座に内容の確認ができる。すごく楽、アプリケーションの起動がいらないからスムーズかつスピーディで、これになれたら正直もう前のバージョンには戻れないと思いました。
Leopardに移行してまだ一週間程度ですが、新機能に関しては新しいFinderの表示+Quick Lookが地味ながらも強力、もう手放せない感じになっています。以前、Exposéが出たとき、WindowsでもF8、F9あたりを押したくなって困るなんて思ったものでしたが、Quick Lookに関してもそうなりそうな予感がします。
昨日、Finderがフォルダごとのビューの設定を覚えてくれなくなったのはちょっといや
だといっていましたが、それも表示オプションで選べるのだそうでして、ええと、yujirocketsさんに教えていただきました。ありがとうございます。早速設定を適用してみて、不満らしい不満が消えました。