昨年末にMacromedia Studioがバージョンアップして8になりました。私が今使っているのはStudio MXで、二世代前の製品なのですが、Macromediaはエデュケーション版からのアップグレードは認めていないから、てっきりアップグレード不可と思い込んでいました。ところがMacromediaから来たメールには、
Studio、Dreamweaver、Flash、Fireworks、FreeHand のすべての旧バージョンから、最新の Studio 8 に税込み50,400円でアップグレードできるようになりました。
だなんて書いてあって、やったぜ! と小躍りする思いでした。
ところが、私は気付いていなかったのですが、このアップグレードは特別なプログラムでして、2005年12月末までの期間限定だったんですね。私がこのことに気付いたのはもう12月の下旬になってからで、だから数日で50,400円を払うかどうか決めねばなりませんでした。でも、そんなのすぐぽいとは出せませんでね、だから今回は見送ろうと決めたのでした。
今、Macintoshを取り巻く環境は変わろうとしていて、ご存知の方も多いと思いますが、CPUがこれまで採用されていたPowerPCからIntel製になるなど、それこそ68kからPowerPCに移行したときのことを思い出します。CPUが変わるわけですからそれまでのプログラムは厳密には使えなくなり、68kからPPCに移行したときやClassic OSからOS Xに移行したときと同様の問題が起こります。今回も移行に関する策は用意されていて、Rosettaというんですが、エミュレートみたいなものでしょうか。でも、こういうのってあくまでも移行のための次善の策で、最善はというとネイティブアプリケーションなんですね。その方が安定もするし、高速に動きますしね。
と、なんでこんなことをいっているかというと、今のうちにStudio 8にアップデートすべきじゃないかという思いが強いんです。私が使っているMXは、ちょうどClassic OSからOS Xに移る頃にリリースされたソフトウェアで、だからIntel Mac上では動くかどうかわかりません。今のところはハード買い替えの予定もなく、OSのアップデートにもなんとかついていってくれているから問題はないのですが、いつ動かなくなるかと考えると、最新のバージョンを手にしていたほうが安心なんですよね。もし新ハード上でDreamweaver MXが動かないようなことがあれば大打撃です。こんなとき、エルゴソフト製品なら心配も少ないのですが、ですがMacromediaはエルゴのような柔軟対応はしてくれないから、アップグレードできるうちにしとかなければならなかったのではないかなと、そんな風に思うんですね。
さいわいなことに、首の皮一枚で繋がっているというか、ぎりぎり50,400円でのアップグレードを利用することができるんです。私は結構古いMacromediaユーザーで、Dreamweaverはバージョン3の頃から使っています。バージョン3はその後バージョン4にアップグレードされて、そしてこれが重要なのですが、単体のFlashももっているんです。私が対象となるアップグレードプログラムは、バージョン
MX2004 以前の Dreamweaver 日本語版とバージョン MX2004 以前の Flash 日本語版(両製品お持ちの方)
です。これだと50,400円。でも、多分これが使えるのは今回が最後でしょう。
今年中にでもStudio 8へのアップグレードを検討すべきかも知れません。けど50,400円は決して安くないし、それにMXから8に環境が変わるのも面倒くさいし。アップグレードもなかなか簡単には踏み切れないものですよ。