後二戦を残すのみとなった「セプター、ククの冒険」。今まで順調に勝ち進んでこれただけに、不安と期待が折り混ざった妙な緊張感に包まれている。
今回の相手は、陰険神父ベルカイル。こいつはグレムリンの天敵ともいえるナイトメアを持っているのでしゃれにならない。グレムリンアムルを絡めて攻めてこられると、手も足も出なくなってしまう。最大の注意点はこのあたりだろう。ピラーフレイムとガスクラウド、ハリケーンに期待するしかなさそうだ。
第一周回目から混戦の度合いを極めた。ベルカイルの召喚したナイトメアに、クク、ゼネス双方からのマジックボルトが直撃。ゼネスの召喚したG・アメーバを降したデコイを焼く、ククのマジックボルト。死屍累々といった展開。阿鼻叫喚の地獄絵図だ。
とはいえ、双方の飛び道具が出払ってしまい、以降はクリーチャーが大量に召喚され、クリーチャー天国の体を見せた。
ククは、自分の思うように土地がとれないことから、護符作戦に出ることにした。とりあえず自分の属性にあった土地をとり、護符を買ってレベルをあげる。地道に攻めることにしたのだった。
ククが地味に作戦を遂行している最中に、ゼネスは西のG・アメーバ、東のリリスのレベルをあげている。嫌な感じ。といっている間に、西のG・アメーバに踏み込んでしまった。これをグレムリンで倒すということも考えるが、果たしてどうしたものだろう。その後、属性変化することを前提として考えているわけだが、コストに見合うだろうか?
とまあ、一応考えてみて、奪ってしまうことにした。早いうちに属性変化だ。
その後、砦に止まったことから一気に属性変化を試みた。残りの魔力は36G。これは危険な賭けだったろうか。周回は、残り半分以上残っている。
ククが台所火の車状態で回っている間、ゼネスとベルカイルの小競り合い状態が続く。いい感じだ。この調子で、双方潰しあっていて欲しい。その間に、将来性のない東エリアの火属性護符を売り払って、少し楽になろう。
ベルカイルは、自分のクリーチャーが倒されるごとにレイズデッドで甦らせていくのだが、果たしてこれはコスト的に見合うものなのだろうか。そのへんがたいがい謎、正直手損だと思う。
ベルカイルの一枚目のグレムリンアムルはシャッターで破壊、二枚目がサキュバスのいけにえとして消えたことは確認済み。先ほどのグレムリンを、安心して拠点にしていけそうだ。なんといっても手元にはなけなしの防具、レザーアーマーが入っている。これで、絶対大丈夫だ。レベルを3にあげる。
それにしても、ベルカイルは勝てるはずもない戦いを挑んでは負けていく。なにを考えているのだろう。その間に、東エリアのリリスがレベル4。洒落にならない。
続いてゼネスが西エリアの風土地のホーネットのレベルをあげる。なんで奴だけ、あんなに潤沢なのだろう。しかし、これはチャンスだ。こちらにはグレムリンとスクロールがある。止まれば、レベル3の風土地を楽勝で我が物にできる。是非とも止まりたいものだ。
調子づくゼネスのケルベロスに、ピラーフレイムを始末されてしまう。だがかまわん。今回、火属性はどうでもいいのだ。どうにかして風土地を、出来ればゼネスのホーネットの土地が欲しい、という念が通じたのか、例のレベル3ホーネットに止まる。先ほどの火属性土地との交換と考えれば、ゼネスも観念してくれるだろう。
二体目のレベル3グレムリン誕生。
第四周回目、ベルカイルがナイトメアを引いた。なんとしても、レザーアーマー分の魔力は確保しておかなければならない。帰還を早めようとフライを使うも、足して4しかでないとは運が悪い。ベルカイルがこちらのレベル3ハリケーンに踏み込んだ。ナイトメアをけしかけるベルカイル。だが、こちらはメイスで応戦だ。ナイトメア死亡。ベルカイルは護符を放出した。
ベルカイルはゼネスを憎んででもいるというのか、執拗に二位のゼネスにスペル攻撃を繰り出してゆく。おかげでククはより有利な立場に立てるわけで、大歓迎なのだが、奴の行動はちょっと謎だな。
第五周回目に入り、クク、勝利に向けての一歩を踏み出しはじめた。グレムリンをレベル4に。そして、ゼネスがたった今踏み込んだばかりのレベル3のグレムリンもレベル4、続けてハリケーンもレベル4にあげた。踏み込めば、960Gが吹っ飛ぶ高額土地が並んでいる。こうなれば、後は守りと逃げだけだ。幸いこのマップは、枝道があるので敵の土地を回避しやすい。勝ちはもう堅いだろう。
ここで音楽が変わった。
第六周回目。一体目のグレムリンをレベル5にあげた。これでもまだ勝利条件に届かない。もう一周が必要なのだろうか。だが、風属性の枝道に入りハーピーを召喚。風土地が5連鎖となり、勝利条件に達した。後は帰るだけ、もうなにも怖いものはない。
帰城、勝利をものにした。
意外とあっけなかったベルカイル戦。ゼネスを目の敵にしてくれたおかげで、むしろ後半戦で一番楽な勝負だったのではなかろうか。なんとなく自信もついて、最終戦への期待は膨らんでゆくのだ。