カルドセプト エキスパンション

序章:冒険の始まりと決意

 カルドセプトをプレイしはじめて、一年半がたとうとしている。始めのセプター、コルネイユはとうにカードコンプリートし、二人目のキャラクター、グラスもカードコンプリートを果たした。
 その後、コンピュータをただいたぶる日が続くことに疲れ、少し休みをとっていたのだが、ここについに以前からやりたかった初期ブッククリアを目指そうと思い立った。


 初期ブッククリアとは、ゲーム開始時に手にする初期ブックのみで、最終戦まで戦い抜くという、実に過酷なプレイのことである。といっても、これは決して不可能な試みではないのだ。
 初期ブックで最終戦まで乗り切ることの出来るバランス。カルドセプトがいかに優れたバランスを持つゲームであるかということが分かってもらえると思う。

 しかし、ひとことに初期ブックといっても強さに違いがある。各ブックを構成する属性の違いによる差と、特殊能力を持つクリーチャーの存在が大きくものをいうからだ。

 初期ブックの能力を考えると、終盤戦において敵クリーチャーに戦いを仕掛けることはまず自殺行為である。武器等のアイテムが充実しているのならともかく、最も強い武器でST+30のロングソードどまりである。ということは、防御型クリーチャー等HPの高いクリーチャーを高レベル土地に配置し、守りに徹するという戦法が正攻法ながら最も有効となるだろう。しかし、初期ブックに含まれる防御型クリーチャーはいずれも不死族であるため、初期ブック唯一の防具HP+20のレザーアーマーを装備することが出来ない。

 これからの展開を考えると、防御型クリーチャーのHPが若干高い水属性と地属性で構成されるブックを手にすると有利だ。その上、この両属性にはHP50のキングトータスとドワーフがいる。彼らは防具を装備することが可能なので、不死族の防御クリーチャー以上に働いてくれるはずだ。さらに、地属性には援護を持つウッドフォークがいる。HP60のストーンウォールを援護に付けるとHP90、終盤戦でも充分戦えるはずだ。

 とのことで、初期ブッククリアのためには、地属性と水属性、悪くてもどちらか(出来れば地属性)を引くことが最重と思われる。

 さて、セプターネームはククに決定した。アルファベットで書くと Coucou。フランス語で、人を呼びかけたり驚かしたりするときに使う間投詞である。


第一章:思わぬ展開

「カルドセプト」運命の殿堂 カード無頼一代に戻る

公開日:2000.09.23
最終更新日:2001.09.02
webmaster@kototone.jp
Creative Commons License
こととねは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(表示 - 継承 2.1 日本)の下でライセンスされています。