ありがたいことに私には『カルドセプト』を通じて得た友人が何人かいます。だから、私は『カルドセプトDS』を買った暁には、きっと彼ら彼女らと戦う日がくるだろうと予想して、イヤホンマイクまで用意して、発売される日を待ったのでした。
そしてともだち対戦、実現して、いったいどういう感想を持ったか。という前に、それほど友達対戦をやってないので、あくまでも限定的な話でしかないということは断っておきたいと思います。
私がともだち対戦で期待したのは、いうまでもなくボイスチャットであったのですが、二戦して二人とも寡黙なプレイに徹されて、あららら、どうやら私のまわりには、だらだらチャットしながらなんて不埒なことを考える人間は一人もいないようです。だって、みんなガチでデッキ組んで、それこそ全国大会あらば予選勝ち抜いて決勝にでるんだと、その一心で持てるリソースをすべてカルドセプトにつぎ込むような人も少なくないのですから。
でも、ボイスチャットは試してみましたよ。チャットのオンオフはセレクトボタンで可能。普段はオフにしておいて、ここぞという時に話しかけるというのがよさそうです。例えば、三連続で、それこそ飛び石渡るようにレベル3土地を踏んだ私に、踏みすぎですとつっこみ入れるとか……。いやね、ダイス操作スペルも大目に仕込んでいるというのに、それでもやっちゃう時にはやっちゃうんです。第二戦目でも、目の前にはレベル4の2連鎖。手前は育ったブラッドプリン。奥にはアイスウォールがいるわけです。手持ちにはイビルブラスト、そしてクラステ。勝ちをつかむには、アイスウォールをスペルで削って、踏み込んだらカニで奪うのがよさそうと思って、そこでよりにもよって1を出すのが私なんです。ああもう、なんでこんなに踏むんだ。踏ませりゃ、私の右に出るやつはちょっといないぜ。おかげで、仲間内では勝ち知らずさ!
ボイスチャットの音声は、私の聞いたのはDS本体のマイクからの集音ですが、想像以上に優秀で、問題なく会話可能。あれだけの音質が出るんだと、正直なところ驚いています。だからイヤホンマイクなど、設備を整えれば、より以上に快適な会話が可能になると思われて、まあゲームが主ですからしゃべってる暇などないのですが。
このチャットは、対戦中に必要というよりも、対戦開始前にマップの選択や各種条件の設定など、その打ち合わせでこそ有用です。あるいは人がそろうまでの時間待ちにしゃべってるとか。ソフトウェアキーボードしか使えないDSだと、文字チャットよりもずっといい。そんな感じで、私は気に入りました。でも、なじみの人とじゃないとなかなかしゃべれないような気はしますけどね。
というわけで、今日はこれだけ。以上。