死に向かっての行進を思い起こさせる滝川の特攻的進軍に恐れおののきながらも、どうにかこうにか我が身を盾にして戦友を守り通してきた先週。身も心も、というか、精神的にぐったり、といった一週間でした。士官、下士官であるならまだしも、ただの一兵卒に過ぎない自分が、陰謀によってスカウトに送られてきたものを救い、適材適所の人事、配属に心を砕き、能力の低い者は率先して訓練に誘い、能力を引き上げてやる。
納得いかないなあ。一回目のプレイでは、至るところで指令が頑張って仕事しようとか呼びかけてくれていたのに、今回の速水指令はさぼり気味でいけません。
突然狩谷が指令になる。なぜ? 昨夜の大損害を出した引き分け劇の責任をとっての、速水指令撤退なのだろうか。納得いかないなあ。指令なら指令らしく、苦境に立ったときこそ真価を問うて欲しいものです。速水指令、僕のなかではかなりランクダウンです。
さて新指令狩谷、幻獣共生派じみた発言を日々繰り返す彼の手腕が、少々楽しみです。
昨日の裏人事が効力を発揮。茜が一番機整備士に、滝川が事務に、加藤が三号機パイロットに、そして親友若宮がスカウトに戻ってきた。元通りとはいわないが、これで死者は減らせるだろう。頑張ろうぜ、若宮戦士。
人事が完璧とは言えないまでも確定したことを祝って、物資をたくさん嘆願。主には展開式増加装甲で、士魂号の守りを固める計略だ。それと同時に、シャワールームも嘆願。しかし、シャワールームの嘆願はきついね。なんであんなに発言力がいるんだろう。
今日は争奪戦二連発。
第一はヨーコと森、石津と田代が第二弾。
先回と同様に石津だけにあやまり、後は放置することに決定する。だって、自分に責任のあるのは石津だけであって、ほかのものは関係ないもの。なにもしてないのに勝手に盛り上がって戦ってくれて、こちらこそいい迷惑です。
仲直り記念として、石津と一緒に仕事、さらに訓練。
そういえば、無職になってしまった速水の転職先を考えてやらなければ。しかし彼の転職先がパイロット、事務官、指令、スカウトしかないことに愕然。着任早々の狩谷をおろすのは忍びないので、行き先は整備士にしたいのだが、そうすると一番機パイロットの壬生屋と三番機の芝村を整備にまわすしかない。エースであるふたりを戦車から降ろすのは隊のためによくないし、事務にしかなれない滝川を押しのけることもまた出来ない。
というわけで、速水を仕事、訓練に誘って、整備あるいは天才を覚えてもらう作戦を発動する。あわよくば強運がもらえるかも。しかし、仲間の再就職先まで考えなければならないスカウトも大変だ。いや、そういう意味においてもスカウト?
本日大暴落の発言力回復に電子妖精作成。とにかく魅力を落とさなければならない。
カトラスの二本ざしで戦うようになって随分になるけれど、カトラスが通用しなかったときのための保険として二挺下げていたサブマシンガンが不要と今になって気付く。うーん、ショック。煙幕手榴弾と交換しておこう。
今日は仕事と訓練の日々。というのも茜と仕事をしたとき、今になって提案「持ってこい」を入手したのだった。知らんかった。「持ってこい」って「持ってきて」とは違う提案だったのね……
まだ取りこぼしがあるんじゃないかと躍起になって訓練、仕事に打ち込んだりして、不安要素が芽生えた瞬間。
膨大な武器の山が届いた。昨夜速水に聞かれて、バズーカをおくれといったら、またばかみたいにたくさん都合してくれた。これでバズーカ好きのパイロットも満足してくれるだろう。
そういえば二号機が標準仕様に改装されることになった。標準機ははじめてのことだ。
朝に悲しいお知らせが。森が事故で死んでしまったという。家族一緒に、それはひどい事故であるとのことだったが、それは本当に事故だったのだろうか。茜の母のことが頭をよぎり、森の最近の行動、言動が頭をよぎった。
はじめて窓の外を見た授業中。
血の涙を干し、この敵を討たんと決意する。訓練に次ぐ訓練。
出撃では果敢に前線に突出し、幻獣を切りまくるものの、十七撃墜中、八体を屠るにとどまった。まだだ、まだ足りない。
今日は日曜日。石津と博物館に、プラネタリウムにいった。そこで、おそらくは石津が最も隠し通したかっただろうものを見せられ、それでも彼女を受け入れる決意を、当然のごとくにした。
人は誰も、隠しおおしたいものを秘めて、生きているのだと切なくなる。
来須と接続した先でも、この第七世界でも。
月曜日。いまだ仲間を失った傷は癒えず、戦友とともに訓練と仕事の連続。
やはり狩谷が指令になって以来、出撃は減り、平和な時間が流れようとしているように見える。だがその平和の裏にある、人を人と思わない意思に憎しみばかりをつのらせる。
だが、憎しみの先になにがあるのだろう。たとえそれが影に過ぎないものでも、失えば辛く、悲しいが、それを憎しみに代えてなんとなるのだろう。
行き方を、歩む先を再び見つけ出さなければ。
授業中、屈伸する若宮を見る。何をしているのだろう、鍛えてるの?
新井木と狩谷が喧嘩。狩谷が勝ったことに、彼を見直してしまった。しかし、こうも小隊内で喧嘩が横行してはやり切れない。
人は往き、儚くもあるものというのに、なぜこうも仲良くいられないものか。彼岸であっても、此岸であっても。
テストは小さな紙切れのおかげで一位をとることが出来た。はっきりいって価値もなにもないこと。なんの情感も沸き起こらない。
最近、運動力だけがばりばり下がるのが気になる。気を抜くと三桁にまで落ちてしまうので、坂上先生を引っ張って、続けての特別授業をお願いした。これでかなりを稼げた。後数日はこれでいけるだろうか。
最近幻獣戦がなく、人類の優勢ということもあって気を抜いている日々。だがここにないのは気力ではなく、心だということには気付いている。