ガンパレード・マーチ

中村光弘はMr. Bを超えることが出来るのか

靴下と罠 その二

 靴下は着々と集まっていく。しかし、どうしても靴下を手放さないやつらがいた。靴下などという、ふざけたアイテムに固執するもの――それはすなわち同志。

 やつらを、やつらをなんとかしなければ野望達成の日は来ない。


第二週目

三月十一日

 残すターゲットは岩田と滝川の二人。こうなれば、もう力づくで奪うほかないだろう。

 そうなると、最初に必要となるのは提案コマンド「何かを賭けて決闘」である。これをもっているのは茜と田代の二人。両者に接近し、田代から、すり足、パンチ、なんでもない、何かを賭けて決闘をゲットした。

 芝村から呼び出しをくらう。要件はわかっている。ならばおもむくとしよう。WCOPを得ることは発言力の強化につながるからな。

 放課後に入り、滝川と決闘をする。はっきりいって、負けるわけがない。後は岩を残すのみ!

 出撃、荒尾−玉名戦区。戦果は8/9。

 幻獣が数を増やしている! 実にいい感じだ。もっと増えてくれ。

三月十二日

 WCOPを獲得した。何かを賭けて決闘は膨大な発言力を必要とする。実にいいタイミングで勲章を得ることが出来た。

 昼休みを狙い、二組に。用があるのは岩田だけだ。

 セメントと書いて真剣勝負、今がチャンスというなら、受けて立ってやろう。華麗に戦いを挑み、最後の靴下をゲットした。

 何があってもいいように、今のうちに準竜師への陳情を済ませておこう。電話をかけ展開式増加装甲を陳情。一度に複数手に入れるつもりだったのが、準竜師が席を外したために不可能となってしまった。

 そして、最後の靴下を使用し、ソックスハンターとしての暗躍の歴史は――終了した。

三月十三日

 展開式増加装甲の二枚目と、自分の昇進を陳情した。そして、一号機と三号機の気体を交換した。こうして、地道に仲間の足を引っ張ることが絢爛舞踏への道だ。

 出撃、八代戦区。戦果は14/18。敵が増えてきている。いいぞ。

三月十四日

 壬生屋から切る(右)を入手。ここで提案を使い切ってしまったので、残りは明日にまわす。

 切る(左)が欲しかったのだが(右)しか手に入らなかったので、武装を剣両手持ちに変更した。これでスモークはたけない。

 芝村から残りの提案、作戦会議をしよう、仕事、訓練を入手。白兵技能をレベル2に夜戦技能をレベル1に上げた。

 雨が止まず、どんどん環境が悪化していく。

三月十五日

 午前の授業が終わった時点で、出撃。いい感じだ。

 今日の戦場は天草戦区。ついにミノタウロスが参戦! 実にいい感じだ。

 戦果は14/17。この調子で、進めばいい。

三月十六日

 舞と壬生屋の間で争奪戦が発生した。やばい傾向だ。これで、切る(左)を手に入れることが出来ない。

 提案「あやまる」を持っていないため、田辺、岩田を探す。しかし彼らは見つからず、偶然見つけた副委員長に作戦会議を提案した。昨日に引き続き、今日も雨。このままではあぶない。

 と、ここで出撃がかかった。

 二日連続の天草戦区。ミノタウロスを優先的に逃がし、敵戦力を出来るだけ削らないように配慮する。出来ればスキュラが大暴れして、味方をことごとく始末、撤退戦に入るのがいちばんいいのだが。

 戦果は14/18。まずまずだろうか。

三月十七日

 連日の雨のせいで、おそろしく環境が悪化している。このままではいけないと提案した校舎の修理。これほど重要な提案だというのに、4:3という非常にあぶない橋を渡ることになった。

 これで校舎はSにまで回復。当分は安心だろう。

 戦況を見れば、幻獣が凄い勢いで駆逐されていく。これではいけない、これではいけないんだ。


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公開日:2001.04.03
最終更新日:2001.09.02
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