【タイトル】 機動戦士ガンダム
【発売元】 バンダイ
【ジャンル】 STG
【価格】 2000.12.21発売 \6,800
【ハード】 プレイステーション2
アムロとなってガンダムを駆り、一年戦争を駆け抜ける。ガンダムのアクションシューティングゲームとしては、間違いなく最高の出来でしょう。
なにがいいといってもその音、音楽です。BGMはまさに劇中のあの音楽、MSが発する音も間違いなくガンダムです。ささいなことですが、これが実に利いています。
ゲームの難度は高めかも知れません。けれどプレイしているうちに、クリアするだけの技量はついてくるでしょう。しかし、アムロ・レイを再現し、さらに超えていくことこそがこのゲームの真骨頂でしょう。そうなるとがぜん難しく、長く楽しめるものとなってきます。
ですが、ゲームはジャブローで終わり。終始宇宙に出ることはありません。そのため、ガンダムファンとしては非常に不完全燃焼です。宇宙戦が駄目なら駄目で、せめてテキサスコロニーくらいは再現して欲しかったものです。
とはいえ、ゲームとしても出色。間違いなく、買いの一本です。
以上400文字でした。
以下、無責任な感想をいくつか。
連邦のモビルスーツはさておき、ジオンモビルスーツのかっこいいこと。特にゾックの重厚なフォルムは、見ていてほれぼれするほど。しかも強い。見掛け倒しではありません。ほかにも個性的なモビルスーツぞくぞくで、ジオンはまだまだ戦えるという感じです。
ストーリーモードクリア後は、ジオン、連邦に別れてのタクティクスバトルが熱い。劇中に出てきたモビルスーツに加え、連邦ならジムスナイパーII、ブルーディスティニー、NT-1まで、ジオンだったらケンプファーなんかも使えます。強いのはジムスナイパーII、ジオンだったらドムだったりして、取りあえずジムスナイパーは強すぎると見て、封印したりして。
完全にじゃないけど、それぞれのモビルスーツの特色がでています。水陸両用モビルスーツの装備しているミサイルはけっこう強力で、高出力ビームの威力と相まって、向かうところ敵なしといった感じ。でも、せっかくの水陸両用で地上戦のみ。このへんは仕方がないんかな。
まあ本文でもいってますが、ジャブローで終わりというのはちょっと欲求不満です。せめてテキサスコロニーでの戦闘くらいまではいって欲しかった。続編がでるのなら、宇宙編でぜひ出して欲しいところです。
でないですね。ものすごく残念です。だって、ケンプファーは出るのにさ。ファーストガンダムのモビルスーツくらい網羅して欲しかったな。それにブルーディスティニーを出すんだったら、ブルー三部作をぜひ移植して欲しいものです。
ジオン側のシチュエーションで戦えるのはいいのですが、タクティクスのミッションはもうちょっとあってもよかったかなと思います。このへんは、いずれ出るというジオン編ストーリー、『ZEONIC FRONT 機動戦士ガンダム0079』に期待してもいいのかな。