気になる女の子から告白されて、友達から恋人になる。これは、ある種だれもが願うシチュエーションであるのかも知れませんが、でも実は私は自分から告白したいのです。告白するという時は、もしかしたらその願いが叶わないかも知れない。私は受け入れられないかも知れない。そうした怖れを抱きながらの告白。それが恋愛の醍醐味なのではないか。不安、怖れを胸に抱いて告白するからこそ、恋が成就したときの喜びは大きいのではないか。受け身の恋では、こうした高揚は得られないように思うのです。だから私は常に恋愛するなら前向きで。そして落ち込みはあんなにも深くなって!
やっぱり告白される方がいいですね!
恋人パートに入りますと、友達パートとはまた違った楽しみ方ができるようになります。それは、本作の売りのひとつであるリアルタイムモード。現実の時間、日時、季節とリンクして彼女とのコミュニケーションをはかることができるというこのモードは、明らかに長期間にわたって楽しんで欲しいという作り手の意図というものが感じられて、だから私は一年かけて付き合うつもりで、リアルタイムモードのみで遊ぶことに決めたのです。
スキップモードでプレイすれば、イベントを次々見ていくことができる。それは、きっと今この瞬間に燃え上がるような感情を煽ってくれるに違いない。そう思ったからこそ、私はこれをしないと決めたのです。一気に楽しみが盛り上がると、冷めるのも一瞬。そうした怖れがあるからですね。ぱっと燃え上がって、ぱっと燃え尽きてしまったら、一年はもたせられません。そうなると、凛子の誕生日は8月ですから、一年でおそらく一番大きなイベントに出会わずに終えることにもなりそうで、だからあえてここは意図的に盛り上がらない方向で、ゆっくりとゆっくりと進めて、だんだんに深みにはまっていくようにしたいと思ったのでした。
そして、私のパートナーは、ええ、先程申しましたとおり、小早川凛子であります。この娘のあやうさ、それが効きました。あやうい時期にふらふらと揺れ動いていた。そんな娘が、だんだんと落ち着きを得ていくっていうそのプロセスにくらくらしましたね。というわけで、そのへんはいずれまた書くこともあるかも知れません。
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