久しぶりの夢イベントでした。お人形を抱いた小さな凛子の夢でした。なんだか寂しげにこちらをうかがっていて、話かけてもなかなか答えてくれない、そんな凛子の夢でした。
いやあ、しかし夢イベントというのはそれだけで一種のパロディみたいなものでありますから、あそこに描かれるもの、真に受けるのもおかしな話で、いやそれ以前に、『ラブプラス』というゲームに起きること、どれをとっても、真に受けるのはおかしいんですけど、まあともあれ夢イベント。面白く、おかしく、けれどちょっと切ない、そんな感触が悪くなかったです。
しかし、小さな凛子が父親の言葉を真似してしゃべる。その様子はおかしかったです。いわゆる業界用語ってやつでありまして、あれもともとは楽隊用語とかいって、オーケストラの連中が使っていたんだなんていいますが、いずれにしてもこうして聞けばけったいなものでありますよ。今も使ってる人っているのかしらと思いながら、そうした業界用語の変さ、おかしさがあって、けれどそこには寂しい子供の気持ちみたいなのもにじんでいて、こういうちょっとセンチメンタルな表現、とりわけ夢イベントにおいては顕著であると思ったのでした。
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