対局麻雀 ネットでロン!

波があるっていわれてしまいました

人生山あり谷もあり

 いい感じでほいほいと勝ち進んでいたのに、その夜はまったく駄目だった。配牌が悪い、つもも悪い。ぜんぜんだめじゃん、勝てないよー。

 とまあ、配牌、つもの悪さに責任を転嫁してしまったりしてますが、本当はやっぱり打ち手が悪い。本当だったらもうじき聴牌の手なのに、間違って捨てちゃならん牌を捨てたりしてたし、効率を考えれば当然捨てるべき牌をずっと抱え込んでいたり。そりゃ、こんなだったら勝てません。集中力がなかったといえばそのとおりだけど、それ以前に気迫が欠けていたんでしょう。

 失意のまま店を辞そうとしたら、香さんにいわれてしまいました。波がありますね、三位以上になるよう頑張ってみましょうって。

 そうだなあ、もうちょっと頑張ってみるかなあ。

麻雀で頑張る:三つのポイント

 麻雀で頑張るとして、じゃあどんなところを頑張ろうか。いきなり大きなことを目標にしてしまうのもなんか変なので、まずは基本を再確認してみることにしました。以下、その三つのポイントです。

  1. 役を復習してみよう
  2. 相手の捨牌をよく見よう
  3. 効率的な打牌を身に付けよう

役を復習してみよう

 役を知らないことにははじまらない麻雀。なので、役の復習をしてみることにしました。役の確認なんて当たり前じゃん、なんていっちゃ駄目ですよ。意外と見落としてる役っていうのもあったんです。

 自分が普段頼りにしている役以外を確認すること。次いで飜の確認および喰い下がりの有無の確認。このあたりに気をつけながら、役一覧を見ていきます。そうしたら、意外と知らない役があったわけです。例えば「槍槓(チャンカン)」なんて存在さえ知らなかったし、「三連刻(サンレンコウ)」、「四連刻(スーレンコウ)」も知らなかった。「流し満貫」なんか知ってるくせにねえ。間違っても出るとは思えない「緑一色(リューイーソー)」や「大車輪」も一応確認。出るとは到底思えないんだけどさ、一応、一応ね。

 実は僕は鳴きが苦手です。昔麻雀をよく知らなかったときの、適当に鳴いてあがれなくなった経験が、鳴くことを躊躇する癖として染みついているのです。なので、喰い下がりの確認は意外と重要になります。二飜縛り時に迷わないためにも、なによりなんであってもあがりが欲しい時のためにも。

相手の捨牌をよく見よう

 これも、基本の基本じゃないかといわれればそうなんですけど、いややっぱり一番大切なのは基本ですから。

 捨牌確認だなんていうと、今まではまったく見ずに打っていたような印象を与えてしまいますが、当然今までもちゃんと確認していましたよ。相手の打った牌をよく見て、振り込まないよう気をつけるのは当然です。でも、ネットという開かれた場での麻雀は、僕に少々のカルチャーショックを与えたんです。

 今まで麻雀を打っていたのは、主にCPU相手であり、対人の対局であっても近しい知人相手ばかりでした。となると、当然ながらある一定の打ち筋というのに慣れてくるようになってきます。相手を見て捨牌を見れば、ああこいつはなにを狙ってるな、なんてことは分かります。なにしろ、相手の癖というのがよく分かっているわけですから。

 でも、ネットではそうではないでしょう。はじめてあった相手、打ち筋も癖も好みも分からない。そんな相手に対峙するとなれば、狭い世界でだけ通じた読み方を捨て、より普遍的な読みが出来るようにならねばなりません。

 読みというのは一朝一夕に出来るものではないので、これはこれからの課題ですね。よく見る、よく読む、よく考える。しかも短時間に、数多く。経験を積むことですね。

効率的な打牌を身に付けよう

 効率的な打牌とは、繋がりやすい牌を手元に置き、繋がりにくい牌を優先的に切っていくという判断のことかと思います。もちろんそれは状況によって変わるために、一概にいいきることは出来ません。なので、ここではより基本的なことだけにとどめておきましょう。

ヤオ九牌より中張牌

 ヤオ九牌というのは一と九、字牌のことです。対して中張牌は、数牌の二から八までを指します。

 麻雀とは基本的に、牌を三枚ずつ集めていくゲームです。集め方には二種類あって、同じものを三枚集める刻子(コーツ)、同じ種類の数牌を順番に集める順子(シュンツ、じゅんこではない)となります。当然ながら、字牌は刻子にしか出来ません。

 これを考えれば、なぜ字牌より数牌のほうが繋げやすい牌であるか、簡単に分かると思います。刻子にしかならない字牌、刻子にも順子にも出来る数牌。風牌(東南西北のうち、今の場、自分の家と同じ牌)や三元牌(白發中)が二枚揃ってたら別ですが、そうでない場合、一般に最初に切っていくのは字牌から、ということになります。

 では、一と九はどうなのか。実は、これもちょっと繋げにくい牌なのです。

 考えてみましょう。一を順子にまとめようとすれば、一二三にしか出来ません。ですが三なら、一二三、二三四、三四五というように、三倍の可能性を持っています。なので、一枚だけの浮いた一があったら、それも捨てられることが多いです。でも、一と三があるなら、二が来たら順子になりますので、こういう場合は捨てないです

 けど、ここに四が来たら一は捨てられますよね。なぜかというと、一と三なら待ちは二のみ(こういう、真ん中を待つかたちを、カンチャン待ちといいます)ですが、三と四なら、二と五の二枚が期待できます。それにここで二が来たら、一二三四になりますね。どれかいらないわけです。となれば、最初から一がなくても問題無し。ということなんです。それに、ヤオ九牌を使わないで牌を揃えると「断ヤオ九(タンヤオチュウ。一般にタンヤオといわれます)という役が出来ます。なので、字牌がないなら一を切っちゃいますね。

 これは、麻雀をやってる人なら、普通みんな知ってることなんです。他にもいくつかあるんですが、とりあえずこのあたりを中心に気を配りたいかな。そんな感じです。

まとめ

 迷ったときには基本に返るというのが、なにごとにおいてもセオリーかと思い、取りあえず返ってみました。どんなもんでしょう。再び勝てるようになれるでしょうか。なりたいですねえ。

 結果は、今後に乞うご期待、です。

今日の、ちょっとがっかり

 職場の女の子が実はのぞみさんに似ておりまして、ということはポニーテールにして眼鏡をかけさせたら香さんになるんじゃないかと思っているわけです。なのでいつかはなどと不埒なことを考えていたら、どうやらパーマをかけたいという話なのです。

 お願いだ、その前に写真を撮らせてくれ、っていったら危ない人みたいにいわれてしまいました。そんなあ、それほど危なくないのに、ってまたなんか久保っちみたいなことになってますな。

今日の、ちょっと嬉しい!

 職場の帰りに寄ったゲームショップのこと。ご自由にお持ち帰り下さいのポスター群に『ネットでロン!』の店頭販促用ポスターを発見したのでした。

 こりゃ嬉しい! でも、『ネットでロン!』店頭販促用ポスターには二種類ありますよね。ということで翌日再びいってみたら、そちらの方もあったのです。

 こりゃもっと嬉しい!

 さらに、行きつけのゲームショップでちょうどはがしていたところの『ネットでロン!』のポスターももらえました。いやあ、めちゃくちゃ嬉しい話。こちらはもう穴空きなので、さっそくリビングに張りました。すっごくいい感じ! 家族には不評です。


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公開日:2001.12.28
最終更新日:2001.12.28
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