【タイトル】 ソウルキャリバーII
【発売元】 ナムコ
【ジャンル】 FTG
【価格】 2003.3.27発売 \6,800
【ハード】 プレイステーション2
待ちに待ったソフトだというのに、すぐに欲しいとは思わなかった。行きつけの店が安売りしてなかったら、きっと買わずに済ませた。なのに買ってプレイすればやはり面白い。想像以上にバランスよくコンパクトにまとめられて、しかも長くつきあえそうに思えるのは、さすが老舗ナムコの面目躍如である。
登場するキャラクターは心持ち人数少なめだが、うまく差別化されているためプレイ時に飽きがこない。得意な相手、苦手な敵がいい頃合いで交代するので緊張と弛緩の釣り合いがとれ、加えて一様ではないステージが一味添えてうれしい。おかげで自然長丁場となるウェポンマスターモードも、多少のだれ程度で駆け抜けることができた。
モードも基本的ながら色々用意されており、レベルによって難度を選べるのは初心者熟練者問わずありがたい。ただし一番面白いのはやはりVSモードである。だから対戦相手を持たない私にこれは、ちょっともったいないのである。
以上400文字でした。
えーっ、わたくし、香華を使いたいばかりにPSはソウルエッジを買い、PS2へのソウルキャリバー移植を待ちに待っていたので、この度のソウルキャリバーIIの発売は朗報だったのでした。でもね、キャリバーIIの香華は前作よりも好きじゃないなあ…… でも使用キャラは香華なので、彼女を皮切りに全キャラでアーケードモードをクリアし、ウェポンマスターモードも香華ひとりで片付けました。
香華は速度早く技の出早く、吹き飛ばし技もあるにはあって、そこそこトリッキーでそこそこ真っ向勝負系といったキャラクターが好きな僕にはちょうどうってつけ。なんといっても中国剣法ですし…… えーっ、わたし中国好きです。
ただ1Pにせよ2Pにせよ、モデリングがあんまり好きじゃない。頭になんかかぶってるのが好かん。なのでちょっとおしゃれな3Pモデルがお気に入りです。
ソウルキャリバーの練習用にエッジを買い、香華がいないものだからジークフリートと成美那をメインに使っていた自分にとって、ふたりが参戦しているというのは非常にうれしかった。ひとりは名前が違っていてひとりはゲスト扱いだけど、そのへんはまあ気にしない。
やっぱり長得物は楽しい。長間合いで牽制しながら、踏み込みの中長距離から大きな打撃を繰り出す。ちょっと大味だけど、これが楽しい。なによりすかったら反撃必至という、ハイリスク・ハイリターンなところが武器格闘ものとしては非常にいい。
でも一撃必殺ブシドーブレードモードで、技の出の遅い彼らを使いたいとはちょっと思えないなあ。
武器格闘ファンが望んで已まなかった一撃必殺ブシドーブレードモードが搭載。いや、もうほんとに一撃必殺。切っ先が触れるくらいの間合いから技を仕掛けるだけで、ばごーんと体力が0になるのは爽快。だけど負けっぷりもすごいね。
ちょっとのミスで即死。
いらちな自分には、ちょっと勝ち抜けそうにない。でも楽しいなあ。
ゲームとしてはちょっと易しい目におさえられているので、かなりの数戦わなければならないウェポンマスターモードもそんなにつっかからずに進めてありがたかった。何日も何週間もキャリバーにかまけれてられない状況において、週末に集中的に参戦してクリア、全要素を叩きだせるくらいなのは本当にありがたい。
ただ、結構高難度のステージもあって、何度もやって何度も勝てるとは思えないくらいのもある。それくらいのがあって、勢いだけでクリアできるのもあって、やっぱりバランスいいなと思う。
易しめのバランスはいいけれど、正直CPUはちょっとへぼい。基本的にはめが効くし、同じような戦法が何度でも通じるし、困れば外に落とせばいい。だからある程度なれるとだれてくるのは事実。
だから適当にハンデをつけたり、回復しないサバイバルに頑張ったりする。まあ楽しみ方も努力次第――なんだけど、サバイバルに護法剣持ち込むのは反則だよな。持ち込むけど。
ウェポンマスターモードを進めることで多彩な武器を得ることができるのだけれど、もうちょっと頑張って欲しいと思ったのが数点かあった。最後に手に入るおもちゃ武器なんかがそうで、香華の筆とかナイトメアのオール、成美那の羽帚なんかは面白かったし、セルバンテスのなんかはコメントが最高だった。
けれど、アイヴィーのは、もちろん難しかったのだろうけれど、もうちょっと頑張って欲しかった。あとカサンドラとソフィーティア。後者ふたりは、クリスタルロッドやワルキューレあたりのひねりが面白いからいいんだけど、でも、でももうちょっと欲しかったな……
待ちに待って待ち疲れてゲームから離れてたころにリリースされたものだけれど、やってみるとやはり面白いと思うのはさすがです。なにより中身が盛りだくさんすぎず、もうちょっとが欲しいと思う八分目で止められているというのはなかなかできることじゃありません。
PS2のゲストキャラクター、三島平八も結構うまく収まっていて、でも彼の武器が手甲というのが見ていてわかりにくく、ちょっとつまらんかった。彼のおもちゃ武器は、大きい猫パンチとか、そういうの方が見ていても面白かったんじゃないかと……