【タイトル】 ストリートファイターEX3
【発売元】 カプコン/アリカ
【ジャンル】 FTG
【価格】 2000.3.4発売 \6,800
【ハード】 プレイステーション2
格闘ゲーム好きなら知らぬものはいないだろうストリートファイターII。EX3はその流れを汲む、横視点タイプポリゴン格闘です。リュウ、ケン、春麗など、シリーズおなじみキャラも数多く参戦。初代スト2に思い入れのある人にはうれしいフィーチャーでしょう。EXが出たときの、本気かよおい、という突っ込みも遠い昔のこと。格闘ゲームとしての完成度は保証付です。
とはいえ、あまりやり込めなかったのも事実。個性の強い(強すぎる?)キャラクター、おまけも結構あって、PS2発売に間に合わせるためかなり急いだはずなのに、決しておざなりな出来ではありません。ですが、なぜかはまれなかった。システム的に完成された格ゲー自体にもうお腹いっぱいだから、なのかも知れません。
対戦相手のいない僕のような悲しい男のために、クリア課題も設定されています。ですが、それがやたら難しく挫折感だけが残ったりして……
正直、惜しいソフトです。
以上400文字でした。
以下、無責任な感想をいくつか。
リュウ、ケンはいうに及ばず、春麗、ブランカ、ザンギエフ、ダルシム、バルログ、サガット、ベガ、と初代スト2からはこんなに参戦。しかも、システム、技などは基本的にストリートファイターZERO2を踏襲。ZERO2はシリーズ中、僕が最もやりこんだもので、同様のフィールでもってプレイできるのは正直、本当にうれしかった。
けれど、ZERO2からの参戦は、さくらのみ。さくらは苦手なのよ。
だからなんだといわれても困りますが、かなりいい感じです。というのも、両者瞬獄殺装備(名前ちゃうけどさ)。七瀬はちょっとロレントっぽい攻撃がナイス(棒だけだけど)。でもあまり使えないんだよね。まあ、使用回数が少ないのが原因なのですが。
エリアは素晴らしいのであります。完璧ではありませんが。
かなりぶっ飛んだキャラクター。隠しキャラ中結構後の方に出てくるというのに、パッケージイラストではど真ん中を占拠。どこが隠しキャラやねん。
エリアのいいところは、結構突進力がありアップロード、ダウンロードなどのトリッキーな技も装備。メテオコンボを放てば右腕武器が壊れてしまい、不利になってしまうところもナイス。なんというか、あえてオーソドックスじゃないところに魅力を感じてしまいます。
ザンギエフ、ダランの一回転投げ、健在です。おもむろに近づいていき、立ちスクリュー。立ちブラフマボムもいかします。
正直、コンピュータはかなりくらってくれるので、これだけでがんがん進めたりします。しかも、ダランのメテオコンボは一回転パンチ三つなので出しやすく、かなりいい感じです。いきなり立ちメテオを決めちゃったりする。
そんなこんなで他の技、全然覚えません。結局、そのせいで対人戦では弱かったりして。
難易度別に銅からプラチナまでのクリア課題が各ステージごとに用意してあり、ランク制覇ごとにおまけ要素がオープンされていきます。が、それが難しいのなんの。メテオコンボを二回決めろって、それ以前に倒しちゃうって。
でも、ちゃんと救済措置が用意してあって安心しました。でも、やっぱ挫折感は強いね。
この四人が、ZERO2でのお気に入りキャラでした。とくに元爺。流派切り替えのトリッキーさ。突進力弱く飛び道具なく、めくりに強いが対空攻撃で簡単にたたき落とされる潔さが素晴らしかったのに。苦労して叩き込んだスパコンのカウントダウン中に一発でも入れたら、カウントダウン停止。この理解不能な愛すべきじじいにこそ参戦して欲しかったです。
ストーリーモードで、パートナーが自由に選べません。倒した敵を仲間にするため、自分の好みのキャラが出てこないと仲間に出来ずじまいで終わってしまうのです。しかも、複数名で出てきた場合最後に倒した敵しか仲間に出来ないので、COMが交代してくれなかったら、はっきりいって時間の無駄。ものすごい勢いで攻めて、早く交代してと祈りながら、弱攻撃をぴしぴし加える虚しさ。
なんとかして欲しかったなあ。
難易度別に銅からプラチナまでのクリア課題が各ステージごとに用意してあり、ランク制覇ごとにおまけ要素がオープンされていきます。が、それが難しいのなんの。はっきりいって、一般ゲーマーである僕にはクリア不能です。
で、それがストーリーモードの各ステージにちらつくのね。はっきりいって、今でこそ無視してかかっているわけですが、それでももしかしたらいけるかも、なんて思ってしまう。
なんかこの課題のせいで、格闘ゲームとしての楽しみの本質がそがれちゃってる気がします。
まあそれでも面白いことは面白いですよ。はまりこそしなかったけど、たまにふとやりたくなったりします。これと鉄拳TT、DOA2がローテーションしてます。