更新が滞っております。その件について釈明をばさせていただきたく存じ奉ります。
攻略が追いつかんのです。現在公開を予定してインデックスだけあげている、星原の場合「なぜ彼女は彼女の名を呼んだのか」と弓倉の場合「天羽、星原との接点は?」。星原の場合はさやかクリアと鈴科のシナリオの再検討を、弓倉の場合は鵜野杜クリアまでをしてから書きたいと思っているのです。
そこまでやらんでもいいやん、という節もお有りでしょうが、そうはいかない。もしかしたら新たで意外な証言があるかもしれないと思うと、居ても立ってもおられず、プレイに駆り立てられるのです。
そのわりには進度が遅い、AC2分室ばかり更新されるということは、Lのほう、まじめにやってへんやろ、という御意見もあるかと思います。いや、まじめにやってます。まじめにやってるからこそなかなか進まないのでございます。
Lの季節を取り巻く世界は複雑にして広大、情報量は膨大に過ぎるのです。その中からどの情報は使える、この情報はいらないと取捨選択しつつ、取りこぼしあらばやり直してメモ、メモが溜まれば書き始め、また取りこぼしを拾いに再プレイの繰り返しなのでございます。
さらにこれはわたくしめのゲームプレイ観がかかわってくるのでございますが、なんとしてもゲームプレイを量のものとしたくない、そう思っているのでございます。
ゲームプレイは質を求めたい。わたくしはそう思います。例えばこのゲームならば、その時彼女の裡にはどのような思いが捲いているのか、上岡、桐生はどう振る舞うのが自然か、そのことどもに思いを馳せたいのでございます。
それが、例えば達成率を上げんがためだけのなおざりなプレイ、情報を集めるためだけの心ここにないプレイ、そのような質をないがしろに量のみを求めるようなプレイは、心して避けたく思っているのでございます。
本日はさやかさんシナリオを目指し、結果「貧血にはご用心」を発生させそこね、亜希子さんシナリオにいかざるを得ませんでした。ただ、この場合は、先ほど述べていたことと矛盾するようですが、「結末は突然に」にシフトするために亜希子さんシナリオの最終分岐で、あえてバッドになるような選択をしています。
けれどこのときは、罪悪感で心をいっぱいにし、東由利さんすまない、すまない、と心の中で詫びながら、選び、文章を追ったのでございます(全エンディング中、このブロックが一番後味悪く、避けたいエンディングなのでございます)。以前テレビで見た鮫漁の漁師が、鮫に棍棒を振りながら南無阿弥陀仏と唱えていたようにでございます。
このようなわけで、ただでさえ手軽には進行しないお話を、さらに遅延させながら進めているのでございます。夏には一週間授業を受けるため、プレイできない時もございました。一度間の空いた情熱は再び動き出すのに時間を要したのも事実です。
それでも、こうして更新が遅れているのはひとえにわたくしの不徳の致すところでございます。必ず近日中に皆さんをあっといわせる、なんだこんなものかとあきれられるかもしれませんが、内容を伴って更新することをお約束し、これを陳謝に代えたいと思い奉り存じ上げまする。