【タイトル】 テトリス with カードキャプターさくら エターナルハート
【発売元】 アリカ
【ジャンル】 PZG
【価格】 2000.8.10発売 \5,800
【ハード】 プレイステーション
始めてしまうと結構はまってしまうのは、さすがテトリスの魔力。十年以上前のゲームなのにその面白さはいまだ健在です。
ゲームの構成は、積み上げられたブロックの中から指定された数ブロックを消すとクリアになる、パズル要素の高いストーリーモードと、おそらくこのゲームの中でもっとも熱い対戦テトリスのふたつ。難易度ノーマルでもほどほどから結構くらいまで手ごたえあり、対戦テトリスは対CPU戦でも結構手ごわく、ついむきになってプレイしてしまうほどです。
ただ、キャラクター性に多く負っているところがあるので、原作を知らない或いは原作の雰囲気になじめない、という人にはお奨めできません。逆にいうと、原作ファンなら買い、ファンでなくとも原作の持つ雰囲気に違和感を持たない人なら大丈夫、楽しめます。
残念な点は、ただただ積んで消していくだけの、普通のテトリスが収録されていないところ、少々値段が高いところ、でしょうか。
以上400文字でした。
以下、無責任な感想をいくつか。
まさか雪兎さんまで使用できるとは思いませんでした。このへんは原作への愛?
キャラクターのせりふやおまけのギャラリーなど、押さえるべきところを押さえているのはさすがアリカです。これまでさくらのゲームをリリースしてきただけはある、というところでしょうか。
ストーリー開始時や終了時などにはムービー(デモ)が挿入されるのですが、これが飛ばせません。ファンなら飛ばさずじっくり鑑賞、なのでしょうが、いらちな僕はちょっと耐えられなかった。
そのせいでちょっともたもたした印象があります。
レビュー中でもいっていますが、ゲームの内容だけの対価として5800円はちょっと高い、ですね。もちろん、この価格には「カードキャプターさくら」代も入っているので、ファンの僕としては決して高いとは思いませんが。
値段のこと、キャラクターのこと、これが一般への門戸を狭めるのだとすればちょっと残念。でも、これがさくらじゃないただのテトリスだったらきっと僕は買わなかった。
ジレンマですな。