もしかしたら終了が撤回されるんじゃないかなんて、淡い期待を抱いたこともあったけれど、着々と終了に向かっていると感じられるときめきメモリアルONLINE。新規の参加はとうに打ち切られて、今はアカウントを保持する全ユーザーに対して無料で公開されている、そんなちょっと特別な感じの最後の一ヶ月。一日一日と終わりに向かっている、誰もがそのことを寂しく残念に思いながら、残された時間を過ごしています。
私ももっと参加できたらな、なんて思うんですが、平日には時間が持てなかったり余裕がなかったりでろくに参加できず、だから週末、土日に一時間とか、そんなペースでしか入れないことがもどかしいのですが、けれどこれはもう仕方がない。余裕があればと思ったことも多かったけれど、課金をして二三日しか参加できないようなこともあって、けれどそんな私を忘れずにいてくれた人がいるということは、どんなにか嬉しいことであろうと思います。けれど、そんな友人たちと過ごせる時間は後半月となって、二週間ちょっと。時間の経つのはなんてはやいんだろう、はやすぎると、焦るようなそんな気持ちです。
ログインすれば、話のできる人がいて、そのバックグラウンド、来歴も年齢も違うけれども、楽しく話のできる人たちがいて、そういう仕合せ。私にはあの場所は貴重な、大切な、かけがえのないところだったのだなと思うのです。そう思うのなら、もっとちゃんと参加すべきだったかも知れない。けれど、今更こんなこといっても遅いよね。だから、今できること、これからの時間をどう過ごすか、それを考えるべきなのだろうと思います。
そして、終了してから先のこと。移動先を模索している人がいます。数種のMMOやアバターチャットが候補に上がっているようだけれど、これといった本命は決まっていないようで、繋がりの深い人たちはなんらかの手段でその関係を維持していくのだろうけれど、私のような不安定な繋がり方をしていた人間は、果たしてどうすればいいのか。ここで手を伸ばさなければ、その関係は失われてしまうだろうと思われて、しかしどうあがいたものか。私にはいまだ、先が見えない状況。けれど、失うには惜しい人たちです。本当、コナミはこうした関係を築ける場を提供したことをもっと誇っていいと思う。けれど、それでもコナミとしてはこのゲームは実績とはならないのでしょう。当初目標の三年を待たず終了するという、ある種の苦さを感じているのではないかと思いますが、それでもあの場でなければならなかったこともあったはず。あの場の失われることを惜しいと思っているユーザーは、少なくないと思うのです。
後半月したら、TMO公認ファンサイトという特権も失われます。このサイトに数点使われているイラスト等はきれいさっぱり削除されます。けれど、時間割はそのままにしておくと思います。授業を受けられる場はなくなっても、時間割表はまわり続ける。あまりに感傷的すぎるかも知れないけれど、あの時間割の動いているというそのことは、私たちの過ごした時間が、場所を違えながらでも止まることなく続いているという証拠になるんじゃないかと、そんな風に思うから。そしてその続く時間のなか、私たちの繋がりも途切れることなく続けばどんなに素晴らしいことだろう。そんなことを思うのです。