受難の続くこと

前略、一寸疲れてしまいました、風邪もまだ治りきっていないようです。一月も行き、受難も終わりかと思っていたら今日もあいかわらずの災難、駅で起り得る事件を全部体験しようとするようです。田中君も風邪です、うつしてしまったかも、流行っています。人ごみ、おさけ下さいますよう、早々

平成十年二月二日(月)


災難

 今日は昨日の話しでも。昨日の災難とは、一つは朝迷惑行為があったにもかかわらず、その加害者を逃がしたことです。それもかなり間のぬけたありさまで、犯人を見止めておきながら、それを犯人と確認していた者がはっきりとしたことを言わなかったため、それが何だか、迷惑行為があったのかどうかさえも、訳のわからないままに、犯人の走る去るにまかせてしまったのです。その犯人を確認しながら手をこまねいて何もしなかったものにきつく叱責しましたものの、それでどうにかなるはずもなく、かなり苦い敗けを喫したに変わりはないのです。犯罪検挙痴漢根絶を旨とする性暴力から女性を護る会会長としては、口惜しいかぎり、臍をかむばかりなのです。

 今一つの災難とは、夕、火災報知機が鳴り響いたのでした。すわ、火災発生か、とはさすがに思わなくとも、たちのわるいいたずらにはかわらず、おかしなことのつづく日々なのです。

 昨夜、母が気付きました。僕のセーターが後ろ前だったのです。今日は正しく着たので、特になにもなく無事にすみました。けど、そんなジンクス、馬鹿馬鹿しい。

 明日から、暦の上では、一足早く春となります。僕もなんとかして動き出します。桜が咲く頃には何か変わりもあることを思いながら。

平成十年二月三日(火)


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公開日:1998.05.04
最終更新日:2001.09.02
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