突然でしたが、音楽之友ホールで笛を吹けることになりました。
ことの発端は、大学時代の友人が、彼女はチェンバロ奏者なんですが、音楽之友ホールでチェンバロの御披露目のコンサートがあるので、出てみないかと誘ってくれたことでした。チェンバロの御披露目だからそりゃみんなチェンバロで出るだろうし、でもチェンバロばかりというのもちょっとつまらない、ということで、大学でリコーダーを吹いていて、しかも暇そうないまいにお声がかかったのでした。
調子に乗りやすくこわいもの知らずのいまいはそれこそ二つ返事で引き受けたんですけど、問題がちょっとありまして、いや腕が悪いという問題はこの際おいといて、いまいはモダンピッチのリコーダーしか持っていないんです。チェンバリストさんは、モダンでもいいよー、っていってくれたんですけど、やっぱりやる以上きっちりとしたものにしたいし、なにより久しぶりの演奏会ですからいまいがこりたかった、というわけで笛の調達から始まりました。
といっても、バロックピッチのリコーダーをおいそれと買ってくるなんて財力も度胸もないもので、まあ困ったときの神頼み、ならぬ先生頼み、大学でリコーダーを習っていてお世話になった先生に、甘えようということになったんです。という訳でさっそく手紙を書いて、電話でもよかったんですけどいまいの趣味が手紙なものでして、古風なんです、リコーダーを貸してくれろくれぐれも宜しく、とお願いしたのでした。
手紙を出して数日の後に先生から電話がありまして、事情はよく分かったなんとかしようとのうれしいお言葉をいただきまして、でも手紙にちょっと問題がありまして、演奏会の肝心の日付を書き忘れていた、、、 だめですねえ。
とりあえず、その翌日にさいわい先生と会える用事がありましたので、その時に楽器のついでにお願いした曲の楽譜をいただきました。曲目はロバート・カー (Robert Carr) とゴッドフリー・フィンガー (Godfrey Finger) のディヴィジョンで、フィンガーのd mollディヴィジョンがこれまた奇麗な曲で、すっかり気に入ってしまいました。てなわけで、始めてのバロックリコーダーに狂喜乱舞しながら、すき間時間を見つけては練習している訳なのです。
おんなじやるなら本式に、というわけで、ヴィオラ・ダ・ガンバを弾く、これまた大学時代の友人に(といっても、みんな知り合い同士なんだけど)お願いしまして、ちょっとしたコンソートにしてしまいました。
まだ曲の合わせもやっていないんですけど、直に本格的に練習が始まります。いやあ、やっぱり音楽は合奏が楽しい、合わせるのが楽しいです。
というわけで、演奏会の詳しい日時、その他がわかりましたら、またアップします、ので、続報ご期待ください。
98.3.22