日本には、みどりの日(4月29日)に始まりこどもの日(5月5日)に終わるゴールデンウィークがある。日本人は、毎年楽しみにゴールデンウィークを待っている。なぜなら、休日がその週にかたまっているからだ。
新聞にとってもテレビにとっても、ゴールデンウィークは大きなニュースソースだ。飛び石連休かそうでないかが問題なのだ。働き過ぎの日本人にとっては、一週間にわたる休みは重要事である。彼らは海へ山へ出かけ、旅行へと出かける。そして休みの終わりには、例外なく日常に戻る彼らで道路も電車も満杯になってしまう。
2001年のゴールデンウィークは、残念なことに飛び石連休だった。なので僕は有給をもらって十一連休を獲得したのだった。連休の間中、一歩も外に出ない生活を送ったのだが、なんと充実した十一日間だったろう。そんな僕にとって、無事に社会復帰ができるかどうかだけが、唯一の心配事だった。
(初出:Les douze mois au Japon, mais selon moi,オリジナル:フランス語)