身体の不調が続くもんだから、思いきって仕事を休みました。軽い咳が出たり、微熱が出たり下がったり。自律神経失調と、それによる免疫力の低下が原因とみられます。よくよく考えれば、このところ常にスイッチが入った状態でした。隙間時間があれば情報収集にいそしみ、睡眠を削ってでも様々の作業に没頭する。もしかして自分、生き急いでいる? このまま燃え尽きてしまってもなんだ、過労死しても労災なんかおりやしない。なので、自主的に休息をとると決めたのです。年休もあまってるし、幸い今は比較的暇な時期です。気兼ねなく休める、っつうもんです。
目覚ましをかけないというのは、なんと心躍らせることでしょう。起きなくていいのです、起こされることのないというのはつまり寝過ごすということ。昼ごろになってようやく起きだしてくると、なにをするでもなくぼうっとしている。今日はなにをしようかなあ、とそんなことを考えながら、無駄に時間を過ごす。嬉しいなあ、こんな贅沢はずいぶんなかった。ちょっと仕合せを噛みしめています。
身体の寝ぼけがとれてきたので、硯を出して筆を用意しました。紙を前に、気負うことも焦ることもなく、ただただ字を書く。うまくは書けない、あくまで書芸とは厳しいものではあるけれど、それでもやっぱり楽しいなあ。今日はよく筆の声が聞こえる。昔に比べて、随分上手になったと実感しながら。
定期講読している雑誌が届いたので、習字の後は漫画を読みます。そのうち、朝食を食べ忘れているのに気付いて、遅まきながらのブランチ。NHK語学をビデオで見ながら、寝たり起きたり。おやつはドーナツと温めた牛乳だった。Linuxの再インストールをしながらの夕食後、お茶は香港で買ってきた鉄観音。おいしいお茶を飲むとほっとします。
ゆったりとした一日。たまにはこんな日があってもいいよねえ。ただ、この更新の最中に熱があがったのが玉に瑕なんだけどさ。