やっとこさ確定申告

 確定申告は三月十五日締め切りです。そんなわけで、ぎりぎりになって確定申告をやっつけた。還付を受けるだけなら過去五年分が対象だから、ちょっとくらい過ぎても問題もないのだが、そう思うといつまでもずるずる先延ばしにしかねない。年中行事と割り切って締め切り前に提出してしまうのであった。

 確定申告は、慣れるとさほどでもないのだが、書類をそろえたり計算したりで煩わしいには違いない。人に頼んでしまいたいくらいだが、普通の給与所得者で税理士に頼む人なんておらんだろう。コスト効果悪すぎ。だから我々低額給与所得者の頼みの綱は、国税庁提供の所得税の確定申告書作成コーナーなのである。

 いや、これが実に便利。いろいろと制約(文字数とか)はあるものの、基本的に問われるままに入力していくだけで、申告書類ができ上がってしまう。多分こうして入力した情報はサーバに記録されて、実際の税務処理時にも活用されるんだろう。情報技術時代到来とはかくも便利なものかと、四年前まで手書きで書類を作っていた私なんかは思ってしまう。単純なものだが、とにかく便利なんだから、ありがたく利用してしまおう。そのほうが利口だ。

 申告書を作ると、昨年一年の総所得額というのが見えてきてびっくりする。うわ、こんなにもらってたのか。自分をこの上ない低所得者と思っている私だが、とんでもない思い違いだった。結構もらってたんだなあ(それでも世間的には低いよ)。なのにこんなに貯蓄額が少ないとはどういったものだろう。歳出において緊縮財政を強いなければならんと、心に誓うのがこの三月である(そして決まって四月には忘れるのだな)。

 もう一つ驚くのが、支払っている税金の額だ。これも思ったより払っている。決して少ない額ではない。そしてこれが国税として使われているわけだよ。ほら、ニュースを見てみなよ。腹立つことがいっぱいあるんじゃないかな。もっと怒っていいわけだよ。


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公開日:2004.03.14
最終更新日:2004.03.14
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