微熱がでている。
先日職場であった健康診断、要観察との結果が返ってきた。胸部X線に問題が見られたらしく、だが具体的なところはちっとも分からない。半年後に再検査せよというが、咳・微熱・胸痛あらば早めの受診をする旨の言い添え。だが医者にかかるつもりは毛頭なかった。
診断の通知は誰にも見せずにいたが、私には軽く咳き込む癖があり、それを家族に見とがめられた。嫌な咳をしているという。だが、一年以上前、こうした咳をひとり気に病んでいた時は一蹴された。何度か医者にかかった折りも、胸が疑われたことは一度もなく、自分の咳はそうした病気になんの関わりも持たない、単に紛らわしいだけのものと思い込んでいた。
そうした病気というのは、いうまでもなく結核のことだ。学生時分、大阪大学での発生が新聞に小さく載った。大阪どころか、全国的に結核が出ていると少なからず問題視されている。新しい結核は昔の素朴なものと違い、筋や骨をも冒すとか。その上抗生剤へも抵抗し、こじらせると容易に治癒しないという話を以前テレビでみた。人事だと思ってたんだけれどもなあ。今でも人事のように思っているが、一応医者にはかかっておこうと思う、できれば早いうちに。
体力が落ちているのが悪いのだ。運動が少なすぎるのも問題なのだが、一番いけないのは睡眠が少ないことだろう。それでも一日あたり四五時間はとっている。だが、私にはそれでは少ないようで、いくらでも眠れるたちであるからして、睡眠は一日八時間が望ましいのだろう。
これだけ時間がないのをやりくりして、いろいろやりたいことも我慢しているというのに、八時間も寝てられるかっていうんだ。ビートルズもいっているぞ、人生はあまりに短い。いい加減に過ごすならどうしようもなく長い時間も、目標あらば途端に足らなくなる。私の場合はまさにそれで、睡眠削って時間をとって、病に倒れるようでは本末転倒、お話にならない。