生きていくってことは、空しさに耐えるということでもあるんですね!
LDプレーヤー、故障しました。いや、積極的な故障じゃなくて、消極的に故障しただけなんですけど。
ああ、修理だ! 部品があるかどうかわからないけど、とにかく修理だ! というか、持ってるLDソフトをDVD化したりしたほうがいいんだろうか。ああ、めんどくさいし、DVDソフトで買い直して、それがまた過去のメディアになった日にゃあ、いい面の皮だよな。
いや、もし今私が、現時点に生きるおたくであったらDVDソフト買い直しくらい、なんの躊躇もないチョイスであるんでしょうが、残念ながら今の私は過去に生きるおたくであるので、そういうアクティビティは持たないのです。残念ながらないのです。
でも、LDプレーヤーは修理。運よく部品があったら、一万五千円くらいとられます。まあ、それくらいはよしとしようぜ。くぅーっ、なにが悲しいといっても、自分の資産が過去へ過去へと押し流されていくことが一番悲しい。持っているものが、生きた価値ではなく、ただ所有しているだけという価値になるのが、なによりも悲しいんです。