信号の

信号の

信号の車列の灯り渡りゆく我が足もとは淡くなりゆき

文脈を離れて一語没有メイヨウの響きばかりが耳に残りぬ

一言のミスに我が身は追はれしと追ふも我なれば帰る日ぞなく

憎悪にて見し人のこと事ごとに思ひつのらば狂はぬがごと

渡る鳥は星見て飛べど束縛はされじ我が身も鳥に倣はぬ

(初出:2006年5月16日)


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公開日:2006.05.23
最終更新日:2006.05.23
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