この短い連休の初日に、サントリービールの京都工場見学にいってきました。ご存じの方も多いかも知れませんが、サントリー京都ビール工場では、随時見学者を受け付けておりまして、一時間ほどの見学コースを回り、そしてビールの試飲をするという、実にナイスな行程が用意されています。交通についても考えられており、JR長岡京駅あるいは阪急長岡天神駅から送迎バスが、また夏季限定ですが京阪淀駅からもバスが出ています。
基本的に予約をとのことですが、予約をせずにいったとしても見学可能という、実に親切なサービスで、広告宣伝の一環とはいえ実に太っ腹なことだと恐れ入ります。
ヨーロッパでおこなわれる酒類・食品のコンテスト「モンドセレクション」の最高金賞を二年連続で受賞したというザ・プレミアム・モルツ。はっきりいってこの見学の感想は、このビールの味わいに集約されます。深くリッチな味わいに芳醇な香り。これ、誰が飲んでもわかるほど違います。うーん、いわれると違うねえなんてレベルじゃなく、飲んだ瞬間に、なんじゃこりゃあ、と身を乗り出すほどに違う。本当、他のビールとはステージが違う、そんなビールです。
先達て逝去された指揮者岩城宏之氏が、ビールはその工場で飲むのが一番おいしいのだということをエッセイに書いておられました。氏のお気に入りはチェコ、ピルゼンのビールでしたが、けれど日本で飲むビールは日本のものがうまい。なぜかというと、ビールが新鮮だから。ビールは新鮮さが命だから。できたてを飲むのが一番うまいに決まっているのです。
日本で一番うまいザ・プレミアム・モルツの飲める場所。それはサントリー京都ビール工場に他なりません! さあ、ビール好きは京都へ急ぐのだ!