ついていけない話

細木数子のいうことを聞いていると、この人の理想世界が実現した暁には私は国を捨てるかあるいは首をくくろうという気持ちになって仕方がありません。どうにも理解しがたく受け入れがたく、でも人気があるんですよね。保守の人ならこの人のいうことはうんうんなるほどと聞けると思うのだけど、でも本当のところどうなんだろう。特に若い人なんかには、この人はどんな風に見えてるんだろう。

この人の番組はいろんな局でやってますが、そのどれもが芸能人ホストでご接待という感じになってて、よっぽどこの人は視聴率に貢献してるんだろうなあというのが実感できます。細木数子のいうことなすことは必ず肯定されるよう決まっていて、対立意見はあらかじめ排除されているか、あるいは細木数子を引き立てるためのかませ犬としてしか機能していない放送を見ては、ひどいプロパガンダだなあと思わずにはおられません。

さすがに視聴率の高さ=その意見の支持者と単純には考えませんが、でも実際のところどうなんだろうと思います。少なくとも、基本的に異端である私にとって暮らしにくくなるんじゃないかなあと、そういう思いがしてなりません。

(初出:2006年8月19日)


日々思うことなど 2007年へ トップページに戻る

公開日:2007.01.29
最終更新日:2007.01.29
webmaster@kototone.jp
Creative Commons License
こととねは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(表示 - 継承 2.1 日本)の下でライセンスされています。