被リンクにおいては、相互リンクが重要という声もありますが、昨今では、自作自演の被リンク専用サイトを量産して、本命のアフィリサイトに一方的に被リンクを付けていくという作業がデファクト化しています。
ブログやホームページスペースで無料アカウントを取り、捨て記事を書いてアップするという、まるで石を右から左へ運ぶような作業を、毎日何十、何百回と繰り返すわけです。フィリエイターの中には、“寝る前に10個の捨てサイトからリンク”という感覚で日常生活の一部になっている人もいます。
アクセス数を稼ぐためにこうしたことをしないといけないというのなら、サイトなんぞやめちまったほうがましだと思う。
(初出:2007年8月25日)
ご同意くださり、ありがとうございます。
上の記事に書かれてることは、まさしくSEOの実例なんでしょうが、やってることといえばダミーサイトを使った検索エンジンSPAMであるわけで、(アクセスアップ=金のために)ここまで(アンモラルな行為を)やらねばならないというのは疑問だなあと思ったわけです。
だって、無料アカウントで作れるBlogやサイトというのは、他人の提供するリソースであるわけで、まあそれらが善意で運営されてるなんて自分はいわないし思ってもいないけれど、しかしそれにしてもこうした行為は悪用といっていいものじゃないかと思います。
こうしてダミーサイトが氾濫して、検索上位にあらわれるサイトが有用なもの、有意なものであればまだしも、そうでなければ一体どうしたものか。Googleで検索すると、最初の数ページは通販とアフィリエイトみたいな、S/N比の低い結果が得られる現状が続いていますが、これでもGoogle驚異のメカニズムによってノイズの除去された結果でありますから、そうしたメカニズムなくフラットにWebを見回してみれば、一日数百件のSPAMをうける私のメールボックスみたいな有り様になってるんじゃないかと思います。
以上は情報系の意見になると思うんですが、そもそもWeb上のモラルってなによといわれたら、明確にこれとあげることは困難であるわけですが、しかし本当に意識の乖離というのはあるなあと思う記事でした。
> 「儲かれば内容なんてどうでもいい」
ああ、私も思ってません。当然、儲かってなんていません。月に数百円もいけば御の字、大抵0ですね。
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