給食費滞納って話

給食費滞納が問題になってるそうですが、思うんだけど、もう給食という制度をやめちゃえばいいんじゃないかな。それこそ、アメリカっぽくカフェテリアじゃないけれど、そういうスタイルに移行しちゃえばいいと思うんだけど、やっぱりそれは無理なんでしょうか。

なんなら現金ではなくて食券にしてもいいわけで、給食費を払う→食券がもらえる、その食券で食事を引き換える。好きなのしか食べないという問題があるんだったら、A定食、B定食というようなのにしたらいいんじゃないかしら。小皿単位では選べないけれど、大枠としてのメニューには選択肢が用意されている。

こうしたことを思うのは自分の子供時分の記憶があるからだと思うんですが、というのも、好き嫌いはいけないというのはよくよくいうことだけれども、どうしたって食べられないものってあるわけですよ。それを私の時代は、昼休み中かけて、もうすっかり冷めきったのを食べ終えるまで残されて、ひどいケースでは五時限目だとか掃除時間中まで、ひとり給食の時間を終えることができないという、そういう悲惨な例を見てきたわけで、ある程度の選択が可能になることで、そうした不幸はちょっとはましになるんじゃないのかね。

もともと給食というのは、欠食児童に栄養をという趣旨ではじまったらしいと聞いているけれど、もしそれが本旨であったらば、学校給食はもうそろそろその役割を終えてもいいと思います。

(初出:2007年3月1日)


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公開日:2008.02.10
最終更新日:2008.02.10
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