Littlewitchが、2010年1月29日をもって、ブランドを無期限休止すると発表しました。私は遅れて参加したファンであり、数えてみれば、およそ5年のお付き合い。たまたま出会ったQuartett! に心魅かれて、最初はこれ以外に手を出すつもりもなかったというのに、ファンディスクをきっかけに、『白詰草話』、『少女魔法学リトルウィッチロマネスク 』と買っていって、気付けば集めきってしまっていました。
Littlewitchのゲームは、アダルトゲームだというのに、肝心のシーンが趣味にあわない。少し冗長で、けれどそれでも毎回買ってしまっていたのは、代表である大槍葦人の絵の魅力と、作中に描かれる世界の雰囲気、それが好きだったからにほかなりません。趣味性の強い設定、小物や音楽もよくできていて、それはよくいわれるように人を選ぶものであったのかも知れませんが、私のように、それが好きという人間には他に代えがたい魅力を持っていました。だからこそ、買わなければ、支えなければと思わせたのでしょう。しかし『シュガーコートフリークス』をもって無期限休止。ただただ残念です。
廃業ではなく休止。状況が好転すれば復活の目もあるかも知れない。だから、ひとまずはお疲れさまと労って、いや、『シュガーコートフリークス』が出るまでは、そうした言葉はまだはやい。来年の1月。『シュガーコートフリークス』を買って、そして休止状況に入ったことを見届けて、お疲れさまといいたい。それまでは、ただただ見守っていたいと思います。
けれど残念なのは、おそらくは『シュガーコートフリークス』のサウンドトラックは出ないということ。ここのサントラ、好きだったんですよね。複数枚構成、パッケージも凝ってた。そこまで凝らなくてもいいのに、そう思いながら、手にすると嬉しかった。この、手にすると嬉しいという気持ちを大切にしていたブランドでありました。