昨日の朝方、京都では酷い雨が降った。買い物に出ようと思って、早めに起きるつもりでいたのだが、この雨ではそれも億劫だ。しかたがないと布団の中でぐずぐずしていたら、ついには雷も鳴りはじめ、それも相当に酷いものだ。直上で鳴っている。その様子になおさら起き出す気をなくし、午前はもう寝てやりすごすことにした。
午後、起き出して、シャワーでも浴びようか、電源を入れてみたところ、時刻が点滅していた。ああ、停電したのか。それが瞬停なのか、ある程度持続するものであったのかはわからない。ともかく、電化製品の設定時刻が飛ぶ程度には停電したと見えて、スリープさせておいたコンピュータはと確認してみれば、これも見事にシャットダウンされていた。
しかし、それでも今は便利な時代になったものだと思う。一昔まえだと、停電があると時刻合わせが大変だった。ビデオがそうだ。コンポもそうだ。時計を持っている機器はたくさんあって、それらは手で合わせてやらないといけなかった。ビデオに時報の放送を利用して時刻合わせする機能が付いたときは、それはそれは便利と思ったものだ。しかし、それもある程度は時刻を合わせておいてやらないと機能しないのだった。
それが、今ではすっかり変わってしまった。コンピュータは、タイムサーバに接続して、自動で時刻を設定するようになった。テレビもだ。デジタル放送は時刻のデータもあわせて送っているらしい。テレビはその信号を受けて、自動で時刻を合わせてくれる。おかげで、番組を予約録画する際も、時刻が違っていないか、知らない間に進んでしまったりしていないか、気にする必要はなくなった。本当に便利になったのだ。
停電が困るのは、今も昔も変わらないけれど、その後の手間は今の方が断然かからなくなった。コンピュータは電池を持っているから、昔から手間いらず。だが、テレビをはじめ、録画機器が便利になったのは、本当に嬉しい。