一念発起フランス語

続続仏作文で知る単語と文例

授業八回目、テストの返却

 ワールドカップ、初戦を落としたフランス。第二戦目では引き分けと、思わぬ苦戦を強いられております。かたや日本はといえば、ベルギーと分けて三方一両損といった様子。でも、まあ悪くないですよね。これからどうなるかは分かりませんが、先行きはやはり楽しみです。

 前回おこなわれたテストの返却に先立ち、恒例の一週間の出来事。行動範囲の狭く、どちらかといえばひきこもりの傾向のある僕にとって、これは非常に大変だったりします。だって、変化のない人生こそが望みというような覇気のない人間ですから、発表できるほどのことはまずないのであります。仕方がないので、本や漫画、映画といったメディアとわたしの話に落ち着きます。なんか、こういうのばかりというのもまたみっともないものだなと思うのでありました。

 さて、前回実施されたテストが返ってまいりました。幸い、三人合わせて103点というのはまぬがれました。けれど、答えられそうなところでしくじっていたりが多かったのが残念。活用の間違えというのもあって、基礎がきちんと出来上がっていないのが、口惜しいです。定期的な復習が必要ですね。

 テストの見直し後は、フランスの労働状況に関する小文を読んだ後に、第十六課に入りました。実は僕は硬い文章を読んできた時期が長いので、ニュースや論説文といったようなものの方が得意だったりするので、フランス労働状況は比較的すとんと理解することができました。対して、やはり砕けた口語いうのは難しい。なにしろ、話そうとするときにも頭のなかできちんとしたかたち、構文を組み立てようとする男ですから。いや、これが話せない原因だということはよく分かっています。

 とにかく、きちんとした文章でしか理解できない、話せないというのは、学書購読にはよくても、会話には致命的です。耳から入ってきたものを、脳ではなく脊髄で処理できるようになってはじめて会話が可能になる。僕にとって、その域は遠そうなのであります。

 宿題が出ました。吹き出しを消した漫画を渡され、中身を埋めてきなさいとのことです。面白い問題だとは思いますが、辞書をみないでという条件付き。めちゃくちゃ難しいやないかー。でも、でも、僕は頑張りますよ。うん、頑張ります。

フランス語で作文をする

 前回前々回と、フランス語での作文の可能性を考えてきました。双方向的コミュニケーションから一方的なコミュニケーションに移り、だんだん内向きになっていくという傾向。今回も、この傾向にしたがってみることにしましょう。

フランス語で日記を書く

 沢山でなくてもいいから、少しずつ毎日フランス語に触れるのが上達のこつであると思います。となれば、毎日少しずつフランス語を書く――日記をフランス語でつけるのが有効かと思われます。

 日記となれば、簡単な出来事の羅列でもいいわけです。今日はよく働いた―― J'ai travaillé bien 、いい天気だった―― Il a fait beau 、お昼ご飯がおいしかった―― Le déjeuner, c'est bon 。こういうものだったら、とりわけ辞書と首っ引きにならずとも書いていけそうではありませんか。で、こういうものが自然に書けるようになってきたら、自分の内面を少しずつ書くようにしていけばかなりよさそう。感動した―― Je me suis ému 、哀しかった―― J'avais de la tristesse 、嬉しかった―― J'étais content(e) 、などなど。こういった表現の積み重ねによって、いつか深い感情を思う様綴ることができるようになれば。きっと素敵なことに違いありません。

 残念ながら僕は、この方法を試みたことがありません。英語を学んでいた知人が勧めてくれた方法。ですが、日本語での日記も三年で止めてしまった僕です。フランス語で書くのは、おそらく金輪際無理といったところでしょう。書くのなら、一二行ずつとかいった分量で、肩に力を入れず気楽に行かないと続かないかも知れません。


<   >

フランス語の部屋「いつかフランス人に」へ トップページに戻る

公開日:2002.06.09
最終更新日:2002.06.15
webmaster@kototone.jp
Creative Commons License
こととねは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(表示 - 継承 2.1 日本)の下でライセンスされています。